2024年5月7日、ロシア・モスクアのクレムリンで就任式に臨むウラジーミル・プーチン大統領（写真提供：AFP）

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が7日、大統領府があるモスクワのクレムリンで通算5期目の就任式に臨みました。新たな任期は6年間です。2022年2月に踏み切ったウクライナ侵攻が続く中、プーチン大統領は新たな任期において国内基盤をさらに固め、戦闘の継続に向けた取り組みを推し進めると予想されます。

国民の支持率が高い一方で、対ロシア制裁により経済が一時的に減速した状況下で、経済の回復と持続的な成長をどう確保するかが、プーチン大統領の5期目の焦点となるでしょう。

プーチン氏は2020年の憲法改正により、今回を含めた2期目である12年、そして2036年まで大統領の地位を務めることが制度上可能になりました。24年にわたって最高権力者の地位にあるプーチン氏は、今後も長期政権を維持する可能性があります。（共同通信）