国連サイバー犯罪条約の署名式、2025年にハノイで開催へ ベトナム外交の新たな節目
(VOVWORLD) -ソン副首相兼外相によりますと、国連がベトナムを署名式の開催地に選んだことは、ベトナムの多国間外交活動に新たな節目を切り開くとされています。
ソン副首相兼外相(TTXVN撮影) |
既にお伝えしましたように、ニューヨーク時間の24日、国連総会はサイバー犯罪に関する国連条約を採択し、2025年に、同条約をハノイで署名式を行うことを決定しました。これを受け、ブイ・タイン・ソン副首相兼外相は記者団の取材に応じ、この条約が越境犯罪に関する初の国連文書となり、国際協力における新たな一歩を画すものだと評価しました。
ソン副首相兼外相によりますと、国連がベトナムを署名式の開催地に選んだことは、ベトナムの多国間外交活動に新たな節目を切り開くとされています。
また、この重大な出来事は、3つの方面にわたって評価されます。第一に、ベトナムが署名式の開催を主体的に提案したことことは、越境犯罪の防止対策に向けた国際協力における党と国家の強いコミットメントを再確認するものです。第二に、このことは、法の支配に対するベトナムの終始一貫した立場、および、グローバルな課題の解決のための国連の諸活動に主体的に参加するとともに、積極的に貢献するというベトナムの方針を示すことです。第三に、ハノイが署名式の開催地として選ばれたことで、これからもハノイの名は、21世紀の重要な課題に対する国際的な法枠組みと結びつくことになるということです。