インド・パキスタン間で銃撃戦 観光客ら26人死亡テロで両国緊張激化
(VOVWORLD) -観光客ら26人が死亡するテロが起きたインドとパキスタンの係争地で、双方の軍による短時間の銃撃戦が起きました。両国の緊張は一段と高まっています。
(写真:ANI/TTXVN) |
インドメディアによりますと、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方の実効支配線付近で25日までにパキスタン軍の兵士らがインド軍の駐屯地に向けて発砲しました。
その後、インド軍もパキスタン側に発砲を繰り返し、短時間の銃撃戦となりました。これまでに死傷者の報告はないということです。
今月22日にインド側の支配地域にあるジャム・カシミール州バハルガムで、観光客ら26人が死亡したテロをめぐり両国の対立が深まっていて、インド政府はパキスタン政府がテロ攻撃を支援しているとして国境封鎖などの報復措置を発表。
一方のパキスタン側は、インド側の主張に猛反発していて、インドとのすべての貿易を停止するなどの対抗措置をとっています。
核保有国同士の緊張が高まっている状況を受け、国連は両国に「最大限の自制を求める」と呼びかけています。(ewsdig.tbs.co.jp)