飛躍の時代における若い農民起業家

(VOVWORLD) -ベトナムの農村部に住む複数の若者は、農産物や、地域資源などを活用したことで起業しています。そのうちの多くの人は、スタートアップに成功し、商品のブランディングを行い、国内外の消費者から愛用されています。

株式会社グリーン・イズ・ゴールド(Green Is Gold)社の「ミスターヘチマ(Mr Mướp)」というブランド名を持つ製品、例えば、ヘチマの繊維で出来たボディスポンジや、ペット用噛む玩具などは、国内外の多くの消費者に知られています。現在、同社は、製品を多様化するとともに、地域資源をより活用するために、トウモロコシの皮やホテイアオイなどから製品を作り始めました。

飛躍の時代における若い農民起業家 - ảnh 1コアさん

創業者兼最高経営責任者であるドー・ダン・コアさんは、次のように明らかにしました。

(テープ)

「ベトナムは地域に固有な資源に強みを持つ農業国です。そこで、私は、故郷の南部ドンタップ省の地域資源を何とか活用しなければいけないと思いました。そこから、高付加価値商品を製造し、より高い利益をもたらすように、自分の知識を組み合わせて生産プロセスを最適化しました」

一方、南部テイニン省に住むダン・カイン・ズイさんは、地元の特産品であるライスペーパー、および唐辛子塩の生産でスタートアップに成功しました。ライスペーパーとは米粉を原料として薄いシートの形に加工し乾燥させた半透明の食材です。ズイさんによりますと、長年にわたり、テイニン省のライスペーパーは国内各地にしか販売されていませんでした。そこで、ライスペーパーを外国に輸出するには、デザインの刷新と品質の向上をはからねばなりません。そこで、彼は、「タンニエン」ブランドの柔軟性のある薄いライスペーパーを生産することにしました。

飛躍の時代における若い農民起業家 - ảnh 2ライスペーパーの生産

ズイさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「私は『タンニエン』というブランドのライスペーパーを作るために近代的な生産ラインを導入してきました。従って、ライスペーパーは品質が高くなり、外国市場の基準を満たすようになっています。」

現在、ズイさんが総裁を務めるタンニエン有限会社で生産されたライスペーパー、唐辛子塩は日本、韓国、アメリカ、中国などにも輸出されています。

料理アーティストのブイ・ティ・スオンさんは、多くの若い料理人が自分の故郷の食材を使って事業を成功させたことを目の当たりにしてきたと明らかにしました。

(テープ)

「若い人たちには、考え方から仕事まで、常に新しいものがあります。彼らは、ローカルフード、または、OCOP=一村一品の食材をベトナム人の日常生活に活用し、観光客、特に外国人観光客に提供できるよう、うまずたゆまず取り組んでいます」

一方、経済専門家のファム・チー・ランさんによりますと、若者たちは考え方や意識をさらに前向きに変化させ、大胆に起業し、生活の新たな要件に応えることができると同時に、スタートアップでは、若い起業家が原材料から生産、消費に至るまでの「グリーン」な要素に特別な注意を払っていると認めています。

(テープ)

「若い起業家は創造性に細心の注意を払っています。彼らは、新しいテクノロジー、新しいガバナンスシステム、または新しいやり方を適用して、相当の進歩を遂げました。競争市場が熾烈になり、消費者の習慣が変更している現在、商品化の可能性は重要な要素となります 」

若い農家の努力と知恵から生み出される多くの製品、例えば、ソクファーム( Sokfarm)ココナッツフラワーネクター、ベトニパ(Vietnipa)ニッパヤシ・ネクター、トゥボン(Tư Bong)ロールケーキ、クアンタン(Quang Thanh)野菜パウダーなどは、国内外の消費者から好まれるようになっています。このことは、ベトナム製品の海外進出に貢献しています。

ご感想

他の情報