インド陸軍司令官、カシミール地方視察へ パキスタンとの緊張高まる

(VOVWORLD) -インド陸軍のドウィベディ司令官は25日、カシミール地方で22日発生した観光客襲撃事件を受け、同地方を視察し、治安対策を見直します。
インド陸軍司令官、カシミール地方視察へ パキスタンとの緊張高まる - ảnh 1(写真:ANI/TTXVN)

軍関係者が明らかにしました。襲撃現場を訪れる可能性が高いといいます。隣国パキスタンとの緊張が高まるとの懸念が浮上しています。

インドのモディ首相は24日、襲撃犯とその支援者を追跡し、処罰すると表明しました。インド警察はパキスタン人2人を含む3人を襲撃に関与した容疑者として公表しました。

事件を受け、インド政府は23日、パキスタンに陸路で唯一通じる国境の閉鎖、インダス川の水資源配分に関する条約の停止などに踏み切りました。

パキスタンは24日、インドの航空会社に対して領空を閉鎖し、第三国経由のあらゆる対インド貿易取引とインド人向けの特別ビザ(査証)発給を停止すると発表しています。

25日のインド株式市場は約1%下落しました。インドルピーも売られています。

カシミール地方を巡っては、インドが実効支配する地域で2019年に自爆攻撃が発生し、インドの治安要員少なくとも40人が死亡しました。これを受け、インド軍はパキスタン領内を攻撃しました。今回も同様の軍事攻撃が行われるのではないかとの懸念が浮上しています。

モディ首相率いるインド人民党の複数の幹部はパキスタンに対する軍事行動を呼びかけています。(ロイター)

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