ソン副首相兼外相（左）とラブロフ外相

訪問初日、両国外相は首都モスクワで会談を行い、党、国家、国会、国民交流といったあらゆるレベルでの代表団の往来をさらに強化することで一致しました。また、エネルギー、交通、物流、科学技術、農業、バイオ医療、文化、観光、教育・人材育成など、幅広い分野における協力の拡大と深化に向けて意見を交わしました。

ソン副首相兼外相は、「ベトナムは一貫してロシアを最も重要で信頼できる戦略的パートナーの一つと位置づけており、外交政策における優先事項としている」と強調しました。そのうえで、ロシアに対し、ロシア在住ベトナム人コミュニティが安定して生活し、学び、働けるように、引き続き有利な条件を提示するよう要請しました。また、ロシアへの観光促進のため、一般旅券を所持するベトナム国民に対するビザ免除措置の継続的な検討を提案しました。

これに対し、ラブロフ外相は「ベトナムはロシアにとってアジア太平洋地域における外交政策の最優先パートナーである」と述べ、今後も両国の戦略的パートナーシップを一層強化していく意向を示しました。