開幕式

本展では、1954年から2010年までに制作された66点の作品が展示されています。55名の芸術家による絵画や彫刻など、様々なジャンルの作品を通じて、ベトナム美術の歴史と発展を紹介します。出展作家の一人である彫刻家のヴォン・ゴック・バオ氏は、自身の作品「長髪の軍隊」について次のように話しました。

（テープ）

「現在は石膏で制作していますが、いずれは石材か青銅で作り直したいと考えています。本日、自分の作品『長髪の軍隊』を改めて目にして、深い感慨を覚えました」

作品「長髪の軍隊」

展示は、ホーチミン主席による救国の活動から始まり、独立闘争、国家統一、そして現代の国家改革に至るまで、ベトナムの歴史的な歩みを芸術作品を通じて辿ります。

また今回の展示では、伝統的な版画「ハンチョン」の技法を用いた版画や彩色の体験コーナーも設けられ、旧正月テトを前に来場者が芸術作品の制作を体験できる機会も提供されています。

なお、「党とともに95回の春」展は1月17日から2月27日までハノイ市グエン・タイ・ホック通り66番地のベトナム美術博物館で開かれています。