ベトナム フランスとの友好・包括的協力関係のさらなる深化を希望
(VOVWORLD) - 17日午後、ハノイでトー・ラム党書記長は、在ベトナムフランス大使館のオリヴィエ・ブロシェ大使と会見しました。
ベトナム駐在フランスのオリヴィエ・ブロシェ大使(左)と握手するトー・ラム党書記長(写真:Thống Nhất/TTXVN) |
会見でトー・ラム書記長は、フランスがEU=欧州連合の加盟国の中で初めてベトナムの包括的な戦略的パートナーとなったことは、ベトナムがフランスとの友好関係と包括的な協力を重視している証であると強調しました。また、フランスがEU内における主要かつ影響力のあるメンバーであることから、フランスに対し、ベトナムとEUとの関係強化を促進し、地域と世界の平和、安定、発展に貢献するよう要請しました。
さらにトー・ラム書記長は、世界経済が多くの困難や課題に直面し、国際的な貿易競争が激化している現状を踏まえ、両国が多国間貿易体制の維持・強化に向けて引き続き緊密に連携し、二国間貿易の推進や市場開放をさらに進めていく必要性を指摘しました。
これに対し、オリヴィエ・ブロシェ大使は、「ベトナムはフランスにとってアジア太平洋地域における重要な優先パートナーの一つである。これは各レベルでの訪問や交流が活発化していること、両国間の協力メカニズムが様々な分野で拡大していることなどを通じて表している」と明らかにしました。
また同大使は、トー・ラム書記長が言及したEVIPA=ベトナム・EU投資保護協定の意義に同意し、フランス国民議会に対して協定の早期批准を働きかけるとともに、欧州委員会に対し、ベトナム産水産物に対するIUU=違法・無報告・無規制漁業に関するイエローカードの解除を促していく考えを示しました。