「枯葉剤の痛みを癒すために力を合わせる」プログラム 始まる
(VOVWORLD) - 16日午後、ハノイで、ベトナム枯葉剤被害者協会と国家人道情報ポータル、および軍隊商業銀行の人道アプリは共同で「将来を灯す」をテーマに、「枯葉剤の痛みを癒すために力を合わせる」プログラム2024を開始しました。
これは8月10日の「枯葉剤被害者の日」63周年を記念するためのものです。
同プログラムは困難な状況に置かれている国内各地の枯葉剤被害者を対象にチャリティハウスの建設や必需品の贈呈、職業訓練、診療治療を行うため、義援金を寄付するよう人々に働きかけることが狙いです。具体的にはおよそ8万5千ドルの義援金を集め、生活に困窮している枯葉剤被害者の診療治療やリハビリ、家屋の新築・改修などに充てるという目標が設定されました。開始式でベトナム枯葉剤被害者協会のグエン・ヒュー・チン会長は次のように語りました。
(テープ)
「全国には数百万人の枯葉剤被害者は枯葉剤による痛みに悩んでいます。彼らは全社会の共感と支援を必要としています。国家人道情報ポータルに送信されるそれぞれのメッセージは枯葉剤被害者の支援に役立つものです」
なお、13年前に開始された同プログラムには毎年、数十億ドン(数万ドル)相当の数千のメッセージが送られています。昨年、集められた8万ドル以上は14件のチャリティハウスの建設や社会保障センターに収容されている枯葉剤被害者の保護ケアなどに充てられました。