チャン・ダイ・クアン国家主席によるラオスとカンボジア国賓訪問の成果



チャン・ダイ・クアン国家主席によるラオスとカンボジア国賓訪問の成果 - ảnh 1
(写真:TTXVN)


ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席夫妻率いる代表団は5日間にわたり行われたってラオスとカンボジア国賓訪問を成功裏に終え、16日午後、ハノイに到着しました。これはクアン氏の就任後、ベトナム国家主席として初めて行われた外遊です。今回の歴訪はベトナムとラオス、及び、カンボジアとの友好関係の強化に重要な意義を持つものです。

クアン国家主席のラオス訪問はブンニャン・ボラチット国家主席の招きで、そして、カンボジア訪問はシハモニ国王の招きに応じて行われました。この訪問はベトナムとラオスが外交関係樹立55周年、及び、友好協力条約締結40周年を記念し、そして、ベトナムとカンボジアが外交関係樹立50周年を記念する背景の中で行われました。

良好な伝統的関係の強化

5日間にわたり行われたラオスとカンボジアの訪問期間中、チャン・ダイ・クアン国家主席はこの2カ国の指導者と様々な重要な会談と会見を行いました。これらの会談と会見は「ラオスとカンボジアとの関係を第一にする」というベトナムの外交政策を示しました。一方、ラオスとカンボジアの指導者は「ベトナムを最も重要な相手国とみなしている」という主張を強調しました。ラオス訪問にあたり、クアン国家主席はベトナムとラオスとの死活的な意味がある関係の重要性を確認し、その中で、「両国関係が両国の幾世代もの兵士と幹部の血の上に築かれたものであり、両国国民の貴重な財産でもある」と強調しました。また、カンボジアの指導者は「カンボジア国民をポルポト政権の大虐殺 から 救い出した ベトナム志願兵の犠牲と支援は永遠に忘れられない」と強調しました。この歴訪に、ベトナムとラオス、カンボジア3カ国の指導者は3カ国との伝統的関係を引き続き発展させるため努力することで一致しました。

ベトナムとラオス、カンボジアとの全面的協力関係を引き続き発展させる

今回のラオスとカンボジア訪問では、チャン・ダイ・クアン国家主席は政治、外交の他、経済分野に関して、この2カ国の指導者と意見を交換しました。ラオスとカンボジアの指導者はいずれもこの2カ国で実施されているベトナムの投資プロジェクトはこの2カ国の経済発展、地元の住民の雇用創出、貧困解消などに大きく貢献していることを強調しました。

貿易分野に関して、ラオスとカンボジアの指導者はベトナムとの取引総額をさらに増加させるため取り組むことで一致しました。その他、3カ国の交通インフラの統合も討議されました。ベトナムとラオスは両国政府の2016年の協力計画、及び、2016年~2020年期の協力協定の実施に取り組むことで一致しました。一方、ベトナムとカンボジアは両国政府合同委員会第14回会議、及び、国境地帯にある各省の第8回協力会議で達成した合意を効果的に実施することで一致しました。

教育、文化分野に関して、ベトナムとラオスは「ラオス文化週間inベトナム」というイベントの共催、ラオスの首都ビエンチャンでホーチミン主席公園の建設のため、協力することで一致しました。

国際問題に関して、ラオスとカンボジアは「地域の情勢が複雑に推移していることから、1982年の国連海洋法条約を始め、国際法を基礎に、紛争を平和的措置で解決することを奨励することで一致しました。3カ国の指導者はメコン川の水資源を持続的に管理するため、メコン川流域委員会の他のメンバーと協力することを確約しました。

チャン・ダイ・クアン国家主席によるラオスとカンボジア訪問は重要、かつ、全面的な成果を収めたと言えます。この成果はベトナムとラオス、及び、カンボジアとの伝統的友好と特別な団結、全面的協力関係の強化、発展に重要な基礎を作り出すことでしょう。

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