(VOVWORLD) -この献血運動が全国の70箇所の献血場所で実施されています。
毎年のように、年末年始とベトナムの伝統的お正月テトの時期に、各病院の血液が不足して、深刻な状態になっています。これを前にして、ベトナム共産青年同盟の機関紙「ティンフォン」( Tien Phong) は国家交通安全委員会や血液輸血中央研究所と協力して、「他人を救うための献血・あなたと私の命」というメッセージで第11回、「赤い日曜日」という献血運動を行いました。
この献血運動は全国70箇所の献血所で実施されています。先頃、ハノイで開かれた献血運動の開幕式で、ウオン・チュ・リュ国会副議長は次のように語りました。
(テープ)
「他人の命を救うため献血することは高貴な行動で、『他人を自分のように愛する』というベトナム人の昔からの美意識を継承するものです。各部門や機関、地方、及び、各企業、学校の指導者、管理職は献血、または、献血運動を実施するなどの具体的な行動で、輸血を必要とする患者を始め、患者と困難を分かち合う用意があることを望んでいます」
全国各地で一斉に展開されている「赤い日曜日」という献血運動には青年同盟員の多くが参加しています。ハノイ工科大学で開かれた献血運動に参加した女子学生ドゥ・フォン・タオ( Do Phuong Thao) さんは次のように語っています。
(テープ)
「共同体にとってよい行いならば、いつでも、どこでも実施する必要があります。年の始めに、献血をすれば、その一年に幸運があることを確信しています。献血運動に参加するのは今回が2度目です。他の人々も献血運動に参加するよう呼びかけます」
一方、中部ダナン市では共産青年同盟のメンバーや人民軍、公安部隊の幹部、兵士、企業の従業員およそ1千人が献血運動に参加し、血液1500リットルが集められました。ホーチミン市で、学生、教師、労働者合わせて3千人あまりが第11回「赤い日曜日」献血運動に参加しました。
献血運動は1月末までに開催され、1万2500リットルの血液を集める見込みです。