(VOVWORLD) - 数年来の伝統となり、毎年のベトナムの伝統的お正月テトが訪れると、ベトナム文化振興協会はフランスの首都パリの第20区市庁舎に集まり、テトを祝う催しを開催しています。
(写真:Anh Tuấn/VOV Paris) |
今年のイベントは1月20日に開催され、在フランスベトナム人コミュニティとフランスの友人に対してテトの文化を広める役割を果たしました。
イベントで、参加者は伝統衣装アオザイのファッションショーや獅子舞、伝統的な武道のパフォーマンスなどを楽しむほか、ベトナムの伝統料理や特産品を味わうことができました。特に、「福」や「才」などの文字が刻まれたザボンやスイカなどを視覚的に楽しむこともできました。
ベトナム文化振興協会のグエン・ドゥック・ダイアン・トゥ・ズン会長=Anh Tuấn/VOV Paris |
ベトナム文化振興協会のグエン・ドゥック・ダイアン・トゥ・ズン会長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムでテトを迎える機会がありません。ですから、パリでのテトイベントを通じて、ベトナムのテトの雰囲気を感じることができます。美しい衣装を身に着け、楽しくテトを祝っている人々を見ると、私たち主催者も非常に幸せな気持ちになります」
今年のイベントは、ベトナム文化振興協会の設立5周年を祝い、新しいロゴマークの発表が行われ、またフランスでのアオザイ文化クラブの正式な設立が決定しました。
フランス人のアンドレ・タンブレさんは次のように述べました。
(テープ)
「ベトナムのアオザイ、特に女性のアオザイは非常に美しいです。こんな素晴らしい衣装を手に入れることができて、本当に幸運です」
第20区のエリック・プリエズ市長=Anh Tuấn/VOV Paris |
イベントのハイライトの一つはベトナム語を顕彰するもので、ベトナム語顕彰基金の会長を務めるファン・ヴァン・チュオン教授が参加者にベトナム語の歴史と起源について説明しました。第20区のエリック・プリエズ市長はテトを迎える喜びを表明し、次のように述べています。
(テープ)
「テトが近づいています。第20区に住むベトナム人に感謝の気持ちを贈りたいです。皆さんは第20区の文化的多様性に貢献している大切な存在です」
2019年1月の設立以来、ベトナム文化振興協会は国外在住ベトナム人の若い世代やフランス人の友人に対してベトナムの文化を普及するために、アオザイと食文化、観光、学術、芸術、健康に関する6つのクラブを運営しています。これは、ベトナムの文化の保存と普及、国際的な友情の構築を目指しています。