(VOVWORLD) - ベトナムがワクチン戦略を実施するのはほかの国々と比べ、比較的遅れましたが、政府はワクチン外交や、ワクチン基金の設立、ワクチン接種の加速を含むワクチン戦略を効果的に実施しています。これは多大な成果をもたらしています。
外務省によりますと、ベトナムのワクチン外交は迅速に展開され、成功を収めました。これまで、ベトナムは2億回分の新型コロナウイルスのワクチンを受け取ってきました。その中の6800万回分は相手国が支援したものです。同時に、外交活動は新型コロナへの臨機応変な適応プロセスにも貢献しています。
先ごろ行われた2022年の任務を展開するための政府と各地方行政府との会議で、グエン・フ・チョン党書記長は、「ベトナムはワクチン戦略の実施に成功し、ワクチン接種範囲が最も広い6カ国の中の1つとなっている」と確認しました。
チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「我が国は、かつてないほど大規模なワクチン接種活動を展開し、ワクチン戦略を成功裏に行ったといえます。2021年5月までは数十万回分のワクチンしかありませんでしたが、現在は2億回分に増え、一回目のワクチン接種を受けた割合が99・6%に達しました。そして、2回目の接種率は90・9%にのぼっています。現在、12歳から17歳までの子どもへの接種を進めています。特に、今年初めから、5歳から11歳までの子どもへの接種を始めます。」
一方、ド・スアン・トゥエン保健次官は、「ベトナムのワクチン供給源は2億2700万回分を超えている」と明らかにし、次のように述べています。
(テープ)
「ワクチンの供与についてですが、2022年に3回目の接種や、子どもへの接種を勧めます。今年第1四半期にコバックス(COVAX)ファシリティが我が国に供与するのはおよそ1500万回分になる見通しです。これは3回目の接種にとって十分です。現在、子どもへの接種のためのワクチン供給源にアプローチしています。」
現在、保健省は感染の危険性が高い人々への3回目の接種を促進しながら、5歳から11歳までの子どもへの接種計画を立案しています。そして、子どもへの接種をできるだけ早く行うように取り組んでいるということです。