新型コロナウイルス感染症により、全世界は悪影響を受け、複数の国の経済が減速していると評価されました。

終始一貫した指導

年初以来、数回にわたり行われてきた経済社会発展に関する会議で、グエン・スアン・フック首相は成長目標値を調整しないと訴えました。去る2月５日、行われた政府の1月の月例会議で、フック首相は「多くの試練や困難が浮上している中でもベトナム経済が引き続き発展していくと確信する」と強調するとともに、各省庁、部門に対し、生産の再構築を進めるよう求めました。

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「私たちは新型コロナウイルス感染症の緊急対応グループを設立しましたが、疫病による経済停滞の防止にも即時対応する必要があります。実状に適宜に対応したうえで、困難を乗り越え、経済を発展させていくべきです。」

その後、2月25日、ハノイで行われた国家財政通貨政策諮問評議会の会議で、フック首相は同評議会のメンバーらに対し、経済減速に歯止めをかけるため、適切な政策を提案するよう要請しました。また、感染症への対応の傍ら、生産経営に力を入れ、打ち出された任務と目標を精力的に実施する必要があるとしています。

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「インフレ抑制、マクロ経済の安定化、経済のバランスの確保に関する目標を断固として実施し、持続可能な発展に土台を作る必要があります。また、開かれた流通政策や通貨政策を実施し、市場の活発化、企業、市民への有利な条件づくりが狙いです。さらに、輸出活動や国内市場の需要を強化し、公共投資と社会的投資を進めなければなりません。国内の投資家に信頼感を与える必要がります。」

ベトナム政府が取っている措置は昨年12月末にハノイで行われたグエン・フ・チョン党書記長・国家主席と中央直轄の省・市の指導者とのオンライン会議で出されたチョン党書記長・国家主席の指導に従うものです。チョン氏は「各省庁、レベル、部門は2020年の任務、目標を完遂するため、さらに創意工夫を凝らし、創造性と能動性を発揮させなければならない」と強調しました。

危機をチャンスに変える

チョン書記長・国家主席の指導、政府の適切な運営に従って、各省庁、部門、地方は経済発展に有利な条件を作り出すため、様々な解決策を実施しています。商工省は生産や輸出入状況に関する情報をアップデートするとともに、サービスやロジスティックスの推進に力を入れたうえで、発生した問題を適宜に発見し、企業の支援に取り組んでいます。

計画投資省は各地方や企業に対し、インフラ整備や公共投資の実施に関する問題点の解決を支援してきました。こうした中、農業農村開発省は農産物をスーパーへの出荷や新たな市場の開拓を進めています。農業農村開発省のフン・ドク・ティエン副大臣は次のように語りました。

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「当省は国内市場で農産物の消費を進めていく方針です。また、企業や各地方に対し、農産物の付加価値の向上を目指す加工に集中するよう要請しました。同時に貿易振興を推進し、中国市場に依存しないことが狙いです。長期的に当省は農産物の再構築計画を立案しました。」

ベトナム政府は今後も、新型コロナウイルス感染症が引き続き複雑に推移していくことを予測し、対応策を強化するとともに生産経営活動や困難の解決に特別な関心を寄せ、2020年の任務、目標の完遂に全力を尽くしています。