(VOVWORLD) -先頃、文化スポーツ観光省は、2030年までのベトナム観光マーケティング戦略を発布しました。この戦略は、ベトナムを東南アジア地域における最も魅力的な観光地としてPR、確立することが狙いです。
これに基づき、ベトナムの観光部門は、高額支出、長期滞在などお客様の多様なニーズに応えられるように、高品質で、魅力的な目的地であるという観光ブランドを構築する方針です。観光部門は、この目標を達成するために、観光総局のウェブサイトのトラッキングや、ソーシャルネットワークサービスのユーザー数を増やし、デジタルマーケティングを提供するためにインタラクティブ性を向上させる方針です。
具体的にはベトナム観光ブランドのコア価値を高めるため、観光開発の強み、伝統文化、ユニークな食文化の価値や自然文化遺産、景勝地などを活用した有意義な体験をもたらすことの重要性を強調しました。中でも観光と病気治療、保養を組み合わせた医療ツーリズム、農業体験ツアー、スポーツツアーなど新しい観光商品の開発を優先的に行うことを強調しました。
また、2022年~2025年には、伝統市場の回復を行いながら、インド、中東地域などの新たな市場の開発を推進し、2026年~2030年には、東北アジア、欧州諸国、ASEAN加盟諸国、北米諸国、ロシア、オセアニアなどの伝統市場の拡大・維持を行う方針を明らかにしました。
そのほか、2025 年までに延べ 1千800 万人の外国人観光客を迎え、延べ1 億 3千万人の国内観光客にサービスを提供するほか、国内観光客の年平均成長率8%~9%程度を維持するという目標が掲げられています。そして、2030年までの目標では、延べ3千500万人の外国人観光客を迎え、年平均成長率を13%∼15%にし、延べ1億6千万人の国内観光客へのサービス提供、年平均成長率を4%∼5%にするとしています。