(VOVWORLD) -多国間外交活動において、政治活動の他、文化活動は独自の効果があります。近年、ベトナムは文化外交活動において、飲食を新しいアプローチ方法として選んでいます。
先頃、フランス南部にあるオクシタニー地域圏ピレネー=オリアンタル県のコミューンであるアルジュレス=シュル=メールで「フランスにおけるベトナムの飲食の探検」というイベントが開かれました。これまで行われたベトナムの外交文化において、飲食文化が紹介されました。
このイベントを主催するユネスコ対外文化局の代表によりますと、このイベントが開催されるのはベトナムの各地の独特な飲食文化を紹介するためのものです。
近年、ベトナムは世界各国で、ベトナムの国土と人々をピーアールする多くの活動を行い、世界友人と国外在留ベトナム人の高評を得ています。2019年9月、チェコで、「ベトナムの体験」というストリートフードフェスティバルが開催されました。イベントの主催施設の一つであるフードイベント社の責任者であるステファン・オルソスさんは次のように語りました。
(テープ)
「チェコの人々はベトナムの料理が大好きです。ベトナム料理がチェコ人が最も好きな料理の一つです。このイベントを通じて、チェコの人々はベトナムの料理を味わうことができ、これを通じて、ベトナムの文化や人々をさらに理解できるようになります」
ベトナムでも様々な国際飲食フェスティバルが行われ、多くの人々が参加しました。例えば、さる6月、中部ダナン市で、「ふるさとの風味」と銘打った国際飲食フェスティバル2019が開催されました。
このフェスティバルにはドイツ、メキシコ、オーストラリア、インド、中国、スウェーデン、アメリカ、トルコ、ギリシャ、マレーシア、シンガポールなど13カ国から著名なシェフが参加しました。
フェスティバル開催期間中のそれぞれの日に、一国の代表的なシェフは、ベトナムの食材でその国の独特な料理を調理しました。ダナン市観光局のグエン・スアン・ビン( Nguyen Xuan Binh) 副局長は次のように語りました。
(テープ)
「この国際飲食フェスティバルには世界の多くの国の著名なシェフが参加することにより、ダナン市のシェフが多くの経験を学ぶようになりました。また、このイベントを通じて、国内外の人々はダナン市の豊富な飲食文化を知るようになりました」
ベトナムの飲食文化は質素でありながら、上品のものでもあり、伝統的価値が保たれると共に、現代的な価値が取り入れられています。飲食文化を通じて、ベトナムは自国の素晴らしい価値を世界の友人に紹介することができることでしょう。