ホイアン旧市街の文化価値の保存

(VOVWORLD) -ベトナム中部にあるホイアン旧市街がユネスコ=国連教育文化機関により、世界文化遺産として認定されてから10年になりました。
ホイアン旧市街の文化価値の保存 - ảnh 1                      日本式の屋根のある橋

この10年、クアンナム省はホイアン旧市街の文化的・歴史的価値の保存に取り組んできました。その結果、ホイアンはユネスコにより文化遺産の保存で優秀賞を受賞したアジアにおける唯一の遺産となりました。

ベトナム中部クアンナム省を流れるトゥボン川沿いに位置するホイアン旧市街には今から300年前に建てられた古き町並み、秀吉時代に見られた日本式の屋根のある橋、奥行のある旧家などがあります。

ここには1273ヶ所の芸術・建築遺跡を含め、合わせて1350ヶ所の遺跡があります。それぞれの遺跡は独自性を持ち、この旧市街の文化の多様性を豊かにしています。ホイアン旧市街の住民生活はこの町のように穏やかです。地元の住民はこの町の独自の美しさを維持、保存しています。

ホイアン旧市街の文化的・歴史的価値を維持、保存するため、ホイアン市人民委員会のグェン・バン・ズン委員長は「この旧市街のそれぞれの遺跡や遺産は独自さを持っていることから、その保存、管理作業にはど独自のやり方で実施すべきである」と明らかにしました。

また、「文化遺産をきちんと管理、保存し、その価値を効果的に発揮するため、すべての決定は共同体、地元の住民の利益に配慮しなければならない」と強調し、「これらの決定は地元の人々の願望に答えた上で、彼らの生活水準の向上につながるべきである。」と言明しました。

これまで、ホイアン旧市街の遺産の持続可能な開発を目指し、多くの会議やセミナーが開催されています。

また、先ほどのズン委員長によりますと、現在、ホイアン市の行政府は常にホイアン旧市街の観光を文化観光、エコツアー、伝統的職業村の見学と保養観光を両立させる観光としています。

そのため、ホイアン市の行政府は遺産の保存をしながらも、持続可能な観光を発展させる戦略を立てました。

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