企業共同体の発展に複数のチャンスをもたらす2017年


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写真はイメージです。(TTXVN)

ベトナム政府は、建設的な政府作りという決意で、企業に対する優遇政策をとっています。WB=世界銀行が発表した2017年版のビジネス環境ランキングによりますと、ベトナムは調査対象国の190の国・地域の中で82位となり、前年から9ランクアップしました。同時に、WEF=世界経済フォーラムが発表した2016年の貿易円滑化指数で、ベトナムは136の国・地域の中で73位となり、2014年の134の国・地域の中で87位から14ランク上昇しました。

企業への有利な政策

政府は、「建設的な政府作り」という目標を指針にして、改革過程を実現しています。これに基づき、2016年11月に、国会は、41の条件付経営投資分野の削減を決定しました。今後も、企業の発展を妨げる法律や規定が改正されるとしています。

ココ会社のホアン・テェン・ジエン取締役会会長は「政府が企業に対し複数の有利な政策をとってきたことで、2017年の経済状況は、昨年に比べさらに発展するであろう」と楽観視を示し、次のように語りました。

(テープ)

「現在、政府は、企業に対し複数の優遇政策を実現しています。特に、銀行は、スタートアップ企業などに対し資金調達などで支援を行っています。銀行の貸出政策は企業の資金不足解消に寄与しています。こうした良い兆しで、今年も、ベトナム経済は昨年よりさらに発展してゆくことでしょう。」

一方、フンタイン浄水投資株式会社のブイ・ゴック・トウオン取締役会会長は「今年中に、国会が中小企業法を採択してゆくよう」との希望を表明しました。というのは、この法律は、生産経営分野に携わっている中小企業60万社の97%を支援する効果的な手段であると期待されるからです。トウオン会長は次のように語りました。

(テープ)

「2017年、国家は、企業の発展に便宜を図る為、行政手続きを簡素化させると同時に、貸出金利や、土地などの面で企業を支援してゆくよう希望しています。政府の決意により、各企業がさらに急速に発展してゆくと信じています。」

企業が、グローバル化に適応するべき

MAC品物株式会社のマック・コック・アイン社長は「信用保証、科学技術補助、中小企業補助などの基金は、企業の生産経営活動への投資誘致を目指す為に、社会化される必要がある」と提案し、次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、2017年に、銀行の貸出金利が連続的に安定してゆくことを望んでいます。というのは、このことは、企業の生産、経営、輸出活動がスムーズにゆくからです。2017年に、ベトナムはAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議を主宰することから、多くの外国投資家がベトナムへ協力チャンスを探っていきます。昨年は、企業の発展への様々な支援政策をとったことから、今年も、ベトナム経済はさらに成長してゆくでしょう。」

一方、ベトナム商工会議所のブ・テェン・ロック会頭は「2017年は、各企業に多くのチャンスと共に試練をもたらす。そこで、企業共同体はグローバル化の過程、及び第四次産業革命に適応する必要がある」と強調し、次のように語っています。

(テープ)

「2017年は、引き続き各企業にとって困難な年であるものの、大きなチャンスをもたらします。そこで、各企業は、競争力を高めると同時に、世界経済へ順調に参入できるために、信頼を高めながら、国際基準を目指して絶え間なく創意工夫を凝らしてゆくよう期待しています。刷新と創意工夫は、全ての企業と労働者にとって重要な要求であると思います。」

ベトナム政府は、オープンで平等な方向に従って投資経営環境の改善を続行します。これは、各企業の持続可能な発展に繋がる重要な条件となっています。

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