(VOVWORLD) -祭りでは、ニントアン省のバラモン教信者チャム族のカテ祭り、タイ族の春祭りの再現、バウチュック陶器製品、錦織製品の紹介など様々な活動が行われます。
2月11日と12日の両日、ハノイ郊外ソンテイ町にあるベトナム民族文化観光村で、「全国各地に溢れる春の色彩」をテーマとする祭りが行われます。今年の祭りには14の省・市に共存する25の民族 約200人が参加します。
祭りでは、ニントアン省のバラモン教信者チャム族のカテ祭り、タイ族の春祭りの再現、バウチュック陶器製品、錦織製品の紹介など様々な活動が行われます。
また、ベトナム西北部ソンラ省のタイ族の人たちによるユネスコ国連教育科学文化機関の無形文化遺産、伝統舞踊「ソエタイ」が披露されます。祭りに参加する人々は各少数民族の定期市に行くこともできます。
(現場の音)
北部山岳地帯ソンラ省モクチャウ県の住民ビ・テイ・ミエンさんは次のように語りました。
(テープ)
「祭りに参加するのは今年で6回目となります。私たちはここで手織物、おこわ、焼き魚などモクチャウ県の特産品を紹介する展示ブースを設けます」
祭りは伝統的芸術の交流の場でもあります。少数民族モン族の芸人リホンクアンさんは次のように語りました。
(テープ)
「普段、モン族の若い男女は話し合って、定期市に行きます。彼らは市場に行って、互いに歌垣をしたり、横笛を吹いたりしながら話し合います。横笛はモン族の伝統楽器です。モン族の女性は横笛が上手な男性が大好きです」
今回の祭りでは「伝統祭り」をテーマとした写真展が開かれます。ここでは全国各地で開かれる祭りを紹介する写真30点が展示されます。そのほか、見物人は地上高くに揚げられた輪に玉を投げる遊びであるネムコン、ブランコ、竹馬などの様々な民間遊戯に参加したり、各地の郷土料理を味わったりすることがでます。
毎年開催される「全国各地に溢れる春の色彩」をテーマとする祭りはベトナム各地の独自の伝統文化の維持、保存に寄与するだけでなく、民族大団結の強化にも役立つと期待されています。