国の窓口一本化制度の強化に取り組むベトナム

(VOVWORLD) -国の窓口一本化体制がベトナムの国際社会への参入過程の一つであり、国際貿易の急速な発展の需要に応え、企業の時間や費用を節約するだけでなく、国家管理活動や貿易の円滑化に寄与しています。
国の窓口一本化制度の強化に取り組むベトナム - ảnh 1        (写真:TTXVN)

ベトナムは国の窓口一本化が開始された2015年以来、11の部門や機関はこれを導入、百件の手続きが簡素化され、貿易の円滑化に寄与しています。2019年1月に、国の窓口一本化を利用する手続きの割合が80%に達するという目標を遂行するため、関連各部門や機関の連結が強化されています。

国の窓口一本化体制はベトナムの国際社会への参入過程の一つであり、国際貿易の急速な発展の需要に応え、企業の時間や費用を節約するだけでなく、国家管理活動や貿易の円滑化に寄与しています。

国の窓口一本化の明確な効果

2015年に開始された国の窓口一本化制度の展開により、現在、財務省の貨物の税関手続きの他、11の省や市の47件の手続きが導入され、今後、他の100件がさらに導入されます。

この制度の展開は輸出入活動に大きなプラス影響を与えます。税関総局によりますと、2017年、この制度の展開により、2億ドルが節約されました。情報技術と税関統計局のファム・ズェン・フォン( Pham Duyen Phuong) 副局長は次のように語りました。

(テープ)

「国の窓口一本化制度の展開により、企業は、税関手続の取り扱い時間が短縮されました。また、電子証明書を使うことから、企業と国家管理機関との接触が減少し、消極的な出来事を避けることができます。その他、資料の透明性や信頼性が高められます」

国の窓口一本化制度の展開により、企業の輸入手続きの準備は106時間から76時間まで30時間短縮されました。同じく、輸出手続きは33時間短縮されました。これにより、2017年、手続きの準備費用が6億ドル節約されました。国の窓口一本化制度の展開は行政手続きの改革に大きな効果をもたらしています。IEA輸出入会社のグェン・ハイ・アイン( Nguyen Hai Anh) 社長は次のように語っています。

(テープ)

「以前は、税関手続きを行う時、各種の許可証や登録証明書を用意するする他、その原本も税関局に提出しなければなりませんでしたが、国の窓口一本化制度を導入されてから、手続きが簡単になり、手間がはぶけています。これにより、企業の競争力が高まってきました」

公開的、かつ、透明性が高い公的行政作りを目指す全面的改革

ベトナム政府が打ち出した重要な目標の一つはベトナムがASEAN=東南アジア諸国連合加盟諸国の中で、順調な競争環境が整えられている4カ国の一つとなるということです。輸出活動に原動力を作り出すことを目指し、ベトナムは国の窓口一本化を強化するための法的基礎を作っています。

その目標は2019年の第1四半期に、輸出入製品、通関に関する80%の手続きが、2020年に、全ての手続きが国の窓口一本化を通じて実施されるということです。国の窓口一本化の強化はベトナムの国際社会への参入に寄与することでしょう。

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