ハノイ市の観光局によりますと、2022年12月31日から2023年1月2日の間にハノイを訪れた観光客数は20万8000人を超え、その中には外国人観光客延べ3万8000人が含まれているとしています。これにともない3日間のハノイの観光部門の売上高は3100万ドルを超えたとしています。

中部高原地帯テイグエン地方ラムドン省ダラット市を訪れる観光客＝Quang Sáng/VOV

観光客が大勢集まったのはハノイ動物園や、ベトナム軍事歴史博物館、ドゥオンラム村、郊外にあるエコ観光地などであるとしています。こうした中、ハノイの旅行会社は観光客のさらなる誘致を目指し、複数の新しい観光商品・サービスを提供しています。

その中で、タンロン古城へのナイトツアーや、ベトナム文学博物館による文学ツアー、観葉植物と花卉栽培村へのツアー、自転車でハノイを回るツアー、郊外でのキャンピングツアーなどは観光客から人気があります。

一方、中部地方でも観光活動が活発に行われています。中部沿海のカインホア省観光局によりますと、省内では2023年の新年を祝うため、カウントダウンイベントや、花火大会、文芸公演などが開かれたとしています。

3連休に同省を訪れた国内外の観光客は35万5200人を超え、外国人観光客が多くを占めています。多くの観光客が訪れたのはニャチャンのビーチや、少数民族チャム族の遺跡群、「ヴィンワンダーズニャチャン」などとなっています。

南部ベンチェ省を訪れる観光客＝VOV

また、中部港湾都市ダナンは延べ5万8000人の国内外の観光客を迎えたとしています。

文化スポーツ観光省所属観光総局のグエン・チュン・カイン総局長は次のように明らかにしています。

（テープ）

「世界の観光業は徐々に回復し、業界内の連携を強化しています。また、国内市場はベトナム観光業の重要な土台となっています。新型コロナウイルス感染症が抑制されてから、国内の観光活動は活気を呈しています」

実際、外国人観光客だけでなく、国内観光客の数も順調に増えています。2023年の新年の三連休に国内観光客数が急増したのは同理由によるものだとされ、観光業の成長促進が期待できるとしています。