(VOVWORLD) -多くの国会議員は、政治システム全体での時機を得た正しい政策により、ベトナムの経済は予想を上回り、急成長するだろうと確信しました。
ハノイで開催中の第15期国会第4回会議の枠内で、27日と28日の両日、国会議員は、2022年の社会経済開発状況と2023年の社会経済開発計画案について討議します。これに先立ち、先週末の討論会で、多くの国会議員は、政治システム全体での時機を得た正しい政策により、ベトナムの経済は予想を上回り、急成長するだろうと確信しました。
発布済みの政策の展開
国会議員らは、2022年初頭からの9か月間の経済が著しく回復しているとしています。マクロ経済は基本的に安定し、インフレが抑制され、貿易収支バランスが確保されています。また、この期間のGDP=国内総生産の伸び率は8.83%の高い水準に上っています。
ホーチミン市選出国会代表団のチャン・ホアン・ガン議員は次のような意見を述べています。
(テープ)
「現時点で、我々は国会から託された15の目標の中で、14の目標を達成しています。これは政治システムと社会全体の大きな努力であり、我々が、引き続き第13回党大会が打ち出した社会経済目標を達成するための原動力もとなっています」
一方、中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省選出国会議員代表団のグエン・トウ・グエット議員は、社会経済開発計画の実施において、政府は社会経済回復・開発プログラムを効果的に展開しており、その持続性を図り、長期的な方策を講じてきたと評価しました。
経済の適応力向上
他方、2023年の社会経済開発の方向性について、多くの議員は、インフレが抑制されているものの、世界でのガソリン価格高騰は、国内企業の事業活動と人民の生活を妨げているとした上で、その対策を整える必要があると提案しました。
中部クアンチ省選出国会議員代表団のホアン・ドウック・タン議員は次のような意見を述べています。
(テープ)
「ガソリン価格に関する報告書を作成し、国会に上程する必要があります。将来的にも、ベトナムは、世界経済状況、とりわけ原油とガソリン価格の影響による予想できないほどの複雑な課題に直面する可能性があります」
2023年の社会経済開発計画案の中で、政府は、経済の再構築と経済成長モデルの刷新、生産性・経済の質・競争力・自主性・適応力・抵抗力の向上を同時に推進する方針です。これに基づき、戦略的重点インフラ整備プロジェクトに公共投資を集中するとともに、デジタル経済、グリーン経済、循環経済の開発に好ましい条件を提示することになります。
ハノイ市選出国会議員代表団のホアン・バン・クオン議員は次のように提案しています。
(テープ)
「我々は、前から、前もってオーだするという方策に触れていましたが、いまだその方策を講じていません。もし、この方策を講じるならば、これは公共投資の転換点になるでしょう」
国会議員が国の今後の社会経済開発の任務と方策を分析し、提示したことは、国会が2023年の方向、目標を決定するのに役立つとともに、2021年~2025年期の社会経済開発任務の完遂に貢献するとされています。