民族大団結=ベトナム革命の戦略

民族大団結=ベトナム革命の戦略 - ảnh 1

ハノイで開催中の第12回党大会で読み上げられた政治報告は民族の大団結はベトナム革命の戦略的路線であり、祖国の建設防衛事業に原動力をつけるものであると強調しました。国民と党員らは党に対し大団結に関する教訓を生かして、新たな段階において民族大団結の中核的な役割を立派に果たしていくよう希望するとしています。

ベトナム共産党はベトナム革命事業を指導して以来、民族の伝統とマルクス・レーニン主義の科学的オリエンテーション、民族大団結に関するホーチミン主席の思想が見事に結合されてきたことにより、民族大団結の力は大いに発揮されています。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のファム・テ・ズエット前議長は「ベトナム共産党とホーチミン主席は人民各層を団結させ、総合的な力を作ってあげ、フランス植民地主義者とアメリカ帝国主義者との戦いの勝利を収めた。現在、工業化現代化事業や国際社会への参入は民族大団結づくりに新たな要求をもたらすことから、党は民族大団結を発揮してゆく必要がある」との見解を示し、次のように強調しました。

(テープ)

「民族大団結の力を発揮するためには全党、党中央委員会が団結し、国民の手本になるべきです。国民は党に対して打ち出した政策、決議を断固として実施するよう求めます。これを実現して、はじめて大団結の力を工業化現代化と国際社会への参入の強化に活用できるのです。」

この85年間、民族大団結の力の強化、発揮は党の革命路線の重要な課題となっています。第12回党大会の政治報告には「民族大団結はベトナム革命の戦略的路線であり、祖国の建設、防衛事業の大きな原動力でもある」と明記されました。ハノイ国家大学に属する社会科学人文大学のファム・スアン・ハン准教授は「ベトナム共産党が指導する革命事業は国民の支持、支援から切り離せない。具体的な行動で、国民と密接に連携してこそ、政権を担当することができる」と述べ、次のように語りました。

(テープ)

「現段階で民族大団結の力を動員するため、党は祖国戦線に溶け込み、民族大団結の中核を務めなければなりません。民族大団結は国家の力を作り出します。」

さらに、第12回党大会の政治報告には民族大団結は個々人の利益の調和、国民の合法かつ正当な権利と利益の確保を基礎に、国民の物心両面での生活水準の向上を目標とする必要がある。党と国家のあらゆる政策、法律は国民の利益のためのものでなければならないとしています。法律家のブイ・スアン・ドック氏は次のような意見を述べています。

(テープ)

「民族大団結は社会の個々人の利益の調和を基にしなければなりません。民族大団結は革命事業にも発揮される必要があります。党は権力を握る指導者として全国民を団結させるべきです。」

人民各層は党のドイモイ事業と指導力に信頼をかけた上で、第12回党大会を通じて民族大団結の力が、経済社会発展、国防、安全保障の確保、祖国の健全化にさらに発揮されるよう希望しています。

ご感想

他の情報