ガザ地区でイスラエル軍の攻撃再開、情勢緊迫化

(VOVWORLD) - イスラエル国防軍(IDF)は先週、パレスチナ自治区ガザ地区での空爆を再開しました。IDFとイスラエル総保安庁(シンベト)は18日、ガザ地区全域でハマスの標的に対する広範囲な攻撃を実施していることを明らかにしました。
ガザ地区でイスラエル軍の攻撃再開、情勢緊迫化 - ảnh 1(写真:AFP)

イスラエル首相府は18日、「ベンヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防相はIDFに対し、ガザ地区のハマスへの強力な攻撃を指示した」と発表しました。これは「ハマスが人質解放を繰り返し拒否し、スティーブ・ウィトコフ米大統領特使や仲介者による全ての提案を拒否したことを受けたもの」と説明しています。作戦計画は先週末にIDFが提示し、政治指導部が承認したとのことです。

ネタニヤフ首相は18日にテレビ演説を行い、「この2週間、イスラエルはハマスが軌道修正することを期待していかなる軍事行動も起こさなかったが、期待通りにはならなかった」と述べ、17日にハマスに対する軍事行動の再開を許可したと説明しました。また同首相は「トランプ大統領のイスラエルに対する揺るぎない支援に感謝する。アメリカとの同盟関係はかつてないほど強固になっている」と述べました。

パレスチナのガザ地区保健当局は23日、2022年10月にイスラエルとハマスの戦闘が始まってからの死者が5万21人に達したと発表しました。

IDFによるガザへの攻撃再開を受けて、イスラエル各地で戦闘停止や人質の早期解放を求める集会が開催されています。3月18日付けの「タイムズ・オブ・イスラエル」紙によりますと、最近の停戦で解放された複数の元人質がテルアビブの「人質広場」での集会に参加し、残りの人質解放を訴えました。人質・行方不明者家族フォーラムによれば、ガザではまだ59人の人質が解放されていないとのことです。

イスラエルから活動制限を受けている国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長は20日、SNSに「(ガザの)南北を分断する地上侵攻が進められており、最悪の事態が起きるのではないかと恐れている」と投稿しました。さらに「時間がない。停戦を復活させ、(ハマスが)人質全員を尊厳ある形で解放し、人道支援物資を切れ目なく搬入する必要がある」と訴えています。

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