(VOVWORLD) -先週、トランプ米大統領とルビオ国務長官は、ロシアとウクライナの和平合意が成立する明確な兆候が早期になければ、仲介から撤退する意向を示しました。
(写真:THX/TTXVN) |
トランプ大統領はホワイトハウスで、「何らかの理由でどちらかが合意を困難にしているなら、ただ見送るだけだ。そうならないことを願う」と述べました。
パリで17日に、欧州やウクライナの首脳と会談したルビオ長官はこれに先立ち、「この取り組みを何週間も何カ月も続けるつもりはない」と発言しました。和平合意が数週間内に成立するのか、数日中に見極める必要があるとしました。
トランプ氏は具体的な期限についての質問には答えませんでした。また、プーチン大統領が引き延ばしているのではとの問いには、「そうではないことを願う」と答えました。
関係筋によりますと、トランプ大統領は政権内部で交渉を続ける価値があるのかどうか疑問視していると明言しました。
ルビオ氏は、和平合意の成立が困難であることは明らかだが、早期の合意成立の兆しが必要だと指摘しました。「12時間以内にまとまると言う人はいない。しかし、どれほどの相違があって、その相違を埋めることができるのか、われわれが想定する期間内に進展を図れるのか、を確認したい」と述べました。
専門家らによりますと、アメリカがパートナーと関税交渉を進めている背景の中で、ドナルド・トランプ大統領が初めて協議の仲介としての役割を撤退する可能性について述べたことは、現在のロシア・ウクライナ紛争の行き詰まりに対して、アメリカ政府が徐々に忍耐を失いつつあることを示すとしています。