APEC 2021から持続可能な回復及び、経済発展のための原動力の促進

(VOVWORLD) -先週、第28回APEC=アジア太平洋経済協力会議首脳会議がオンライン方式で開催されました。
APEC 2021から持続可能な回復及び、経済発展のための原動力の促進 - ảnh 1(写真:Thống Nhất/TTXVN)

今年、新型コロナウイルス感染症の影響による深刻な被害を受けたものの、APECの協力プロセスは引き続き強化されています。

「共に参加し、共に取り組み、共に成長する」というテーマを掲げて、年初以来、APECは各レベルのおよそ200回の会合を開催してきました。これらの会合は、疫病対策や、経済回復、投資貿易環境、包摂的かつ持続可能な開発などについて集中的に討議しました。

APEC首脳会議は、供給網の強化や新型コロナウイルス感染拡大への対応を通して地域の景気回復に取り組むと同時に、気候変動問題に共に対処すると確約する共同声明を採択しました。共同声明は「新型コロナ感染拡大による危機は収束には程遠い。長期的な財政の持続可能性を維持しながら、新型コロナ感染拡大の影響に対応し、経済回復を持続させるためにあらゆるマクロ経済的手段を用いる」と表明しました。

「困難な状況下でもモノが確実に流通し続けるよう、取り組みを強化する」としました。また、APECの首脳会議で採択された首脳宣言では、新型コロナウイルスへの対応として、ワクチンの生産と供給を拡大する国際的な取り組みを支援することなどが盛り込まれました。

首脳会議では、今年の議長であるニュージーランドが掲げた「共に参加し、共に取り組み、共に成長する」というテーマの下、全ての人々及び将来の世代の繁栄に向けた新型コロナからの回復について議論を行っていました。

APEC首脳会議が多大な成果を収めたのは、議論の総括として首脳宣言が発出されたことだけでなく、「APECプトラジャヤ・ビジョン2040」を実施するための「アオテアロア行動計画」が採択されたことによるものと評されています。

議長国・ニュージーランドのアーダン首相は首脳会議を前に声明を発表し、「100年に1度の危機から回復するための道筋をつける会議だ」として、ワクチンの公平供給やデジタル経済の推進について各国に協力を呼びかけました。

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