ご機嫌、いかがですか、皆さん、トゥーハです。
去る4月2日はベトナムの著名な作曲家チンコンソンが亡くなってから、12年目の命日でした。
毎年の3月から4月にかけてホーチミン市ではこの作曲家を偲んで、コンサートが行われています。今日のこの時間はチン・コン・ソン作曲による歌をご紹介します。
チンコンソンの音楽は普通の歌を超えて、平和を愛するベトナム人の心や憧れを表すものとなっています。彼が作曲した歌は故郷、人間の命、戦争時中の反戦運動の高揚した気持ちを描いています。
でははじめに「春、君を子守する」(ru em tung ngon xuan nong)
「数千年にわたり、君を子守する
手のひらの5本の指
緑の葉の季節に
君の指は細い、
子守唄のメロディー
君を眠りに誘う雨
おやすみなさい」
チンコンソンの歌は音楽を愛する人々の心の中に永遠に生き続けています。その生命は短いけれど高潔で美しい魂に満ち溢れていました。 彼の歌詞の意味は深く哲学者のようです。
では次に「帰る地」(mot coi di ve)をどうぞ
「長い歳月、故郷を離れた
遠い所に行ったり、近い所に行ったりする
僕の肩には月の光が留まる
100年にわたり、故郷に帰る道を照らす月の光」
チンコンソンのお姉さんチンビンチンさんはお兄さんを偲ぶコンサートを通じて、チンコンソンを愛する人々は悲しみや幸せを分かち合うことができるし、アジアの人々の自由な声をあげることができると言いました。そうです。チンコンソンの音楽はベトナム人の声であり、ベトナム人の心でもあります。
最後に「無常な花」(doa hoa vo thuong )をどうぞ
いかがでしたか、皆さん、今日はベトナムの作曲家チンコンソンの歌をご紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週のこの時間をまたおたのしみにごきげんよう。