「故郷の海と島」を物語る歌



ご機嫌、いかがですか皆さん、

この頃、9千万人のベトナムの人々はベトナム東に浮かぶホァンサ群島に心を向けています。「故郷の海と島」をテーマにした多くの交流会、集会、写真展、募金運動が活発に行われています。今日のこの時間はそうした「故郷の海と島」を物語る歌をお届けします。

「故郷の海と島」を物語る歌 - ảnh 1

中部、クァン・ガイ省のサ・キ港から高速船に乗って1時間でリー・ソン島につきます。リー・ソン島の島民は毎年、この地域独自の行事・ホァンサ群島の主権保護にあたった犠牲者の冥福を祈る儀式を行います。この儀式はリー・ソン島だけでなく、当時、ホァンサ群島の主権保護に兵士を派兵したクァン・ガイ省の沿海各地域でも催されます。これは封建時代に王様の指示に従って、ホアンサとチュオンサ群島に出向き、東部海域に対するベトナムの主権保護にあたって、犠牲になった兵士の冥福を祈るためです。

でははじめに「 数年にわたり、チュォンサー群島を思う」(Ngan nam thuong nho truong sa)

国の領海の主権保護にあたった犠牲者の冥福を祈る儀式が行われれている間、リー・ソン島の住民は数百年前に使われていた船を模した小舟を海に流します。小舟の中にはホァンサ群島に出向いた兵士を模した人形やその所持品が乗せられます。リー・ソン島の住民は人形がその人の身代わりになると考え、ホァンサ群島に出向いた兵士を激励するとともに、安らぎを与えるように行うのです。

次に「故郷の島で国歌を歌う」(hat quoc ca giua dao truong sa)をお聞きください。

現在、中国側がホァンサー群島の周りの排他的経済水域に石油リグを不法に設置したにもかかわらず、リー・ソン島の住民はその挑発行為を強く批判するとともに、ホァンサとチュオンサ両群島で漁を行い、生計を立てていますが、先祖からの伝統を受け継いで、両群島の主権保護に励んでいます。

ではおしまいに「チュォンサー群島の軍歌」(khuc quan ca dao truong sa)でお別れしましょう。

いかがでしたか、皆さん、今日は「故郷の海と島」の物語を語る歌をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週のこの時間をまたお楽しみにごきげんよう。

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