24日の国会 医療保険法改正案 とデータ法案を討議
(VOVWORLD) -24日午後、ハノイで開催中の第15期国会第8会議で、国会はグループに分けて、医療保険法改正案とデータ法案について討議を行いました。
討議の様子 |
討議では医療保険法を改正、補充することは、国民皆医療保険を実現し、国の社会経済開発状況に見合った、ベトナムが加盟している医療保険に関する国際条約に準拠しています。また、これは社会保障の確保、医療保険の加入者の権利と医療保険基金を利用している診療所の権利をも確保しています。南部ハウザン省選出のレ・ミン・ナム国会議員は次のように語りました。
(テープ)
「現行の医療保険法には“国家予算により医療保険料が支援されている対象者の中に政府の規定に従って中間の生活水準にある農業、林業、漁業、製塩業に従事する世帯の人々と規定していますが、今は、”農林水産業および製塩業に従事する世帯の人々“という文言を削除するよう提案します。ですから、実際、農村部に住む多くの世帯は困難な状況にあり、耕作する農地がなく、雇われて働かなければなりませんが、これらの人々が政府の規定に従って、中間の生活水準の世帯とみなされていないから、医療保険の支援を受けられません。 このように改正するならば、社会保障政策の適切な実施に貢献し、社会的弱者へ包括的かつ公平に支援することができるようになります」
一方、データ法案について、ダクラク省選出のフック・ビン・ニエコザム国会議員は次のような意見を述べています。
(テープ)
「デジタルトランスフォーメーションが実現している現在、データ法案の制定は不可欠だと思います。また、情報技術インフラに関するデータの管理と共有、リソースの節約、デジタルトランスフォーメーションへの適正な投資に向けた国家データセンターの構築も必要なことです。しかし、同センターの組織構成、運営方法を点検、明確にしなければなりません。そのほか、国家データセンターに大量のデータを蓄積すると、情報漏洩や、情報セキュリティ事故が発生する恐れがあります。そこで、その対策と解決策を明確にするために、さらなる報告を提案します」
なお、24日午前の国会は労働組合法改正案の討議が行われました。