まず、文化ニュースからお伝えします。

＊ この数日、１１月２３日のベトナム遺産の日を記念する様々な活動が行なわれました。ハノイ市内にあるハノイ博物館で、ベトナム遺産の日を記念する式典が行なわれ、首都の職人、文化人、アーティスト多数が出席しました。式典で、ハノイ市文化スポーツ局の代表はハノイ市の無形文化遺産保護プロジェクトの実施状況に関する報告を行うとともに、国家レベルの無形文化遺産リストに関する文化スポーツ観光大臣の決定を発表しました。この機会にあたり、ベトナムのマスコットと無形文化財に関する展示会が開かれました。

＊ 先ごろ、ハノイで、ベトナム民族文化保存発揮研究所とハノイ文化基金の共催により、ベトナム無形文化財広報センターの発足式が行なわれました。式典で挨拶にたったベトナム民族文化保存発揮研究所のホァン・チュオン所長は次のように語りました。

（テープ）

「ベトナム無形文化財広報センターは４つの分野に集中します。一つ目は遺産に関連する活動の開催。二つ目は各イベントの宣伝・開催。三つ目はベトナム無形文化財に関するサービスの提供。そのほか、無形文化財に関連する国際協力の促進も重要な任務です。」

＊ ベトナム遺産の日にあたり、今週、古都フエで、チャンパ王国の骨董品展示会が開かれ、フエ宮廷骨董品博物館で保存さている９世紀から１３世紀まで作られたチャンパ王国の骨董品８６点の中の独特な現物３０点が展示されています。

＊ ホーチミン市で、同市総合科学図書館はベトナム独自の文字「チュノム」を使用する資料の展示会を開いています。この展示会では、国内各地で複製、デジタル化された３００点の資料、書籍などが展示されています。

＊ 今週、ハノイで、ベトナム国立美術博物館設立５０周年式典が行なわれました。この５０年間、同博物館ではベトナム美術の歴史と発展を反映した２万点の現物や、資料が保存されています。この博物館はベトナム文化保存事業において重要な役割を果たしていると評されています。グェン・バン・チュン館長は次のように語りました。

（テープ」

「これまで、我々は多くの現物を収集してきたので、展示空間を広げる必要があります。そうしないと、収集されてきたものを展示するためには、新しい博物館を建設しなければなりません。」

この機会にあたり、２３日から２９日まで、同博物館は１９８６年―２０１６年期に収集された美術品の展示会を開いています。

＊ 26日、ハノイで、ハノイ国立音楽院は、設立60周年記念式典と労働勲章受領式を行いました。この機に、「国際への参入と発展の背景の中で、プロ音楽家の育成」をテーマにした国際シンポジウムが行なわれました。


次はスポーツニュースです。

＊ 今週、東南アジアサッカー選手権２０１６「ＡＦＦカップ２０１６」が続いています。ベトナム代表チームは準決勝に進出する資格を取得しました。

＊ 先ごろ、ＦＩＦＡ＝国際サッカー連盟は１１月の男子サッカー世界ランキングを発表しましたが、これによりますと、ベトナムは前回と比べ、7ランクアップし、１２９位になっています。また、東南アジアランキングで、ベトナムは２位にたっています。１位はフィリピン、3位はタイです。

＊     先ごろ、中国で、中国の伝統武術ウーシュー世界選手権大会２０１６が閉幕し、２３カ国・地域からの選手がエントリーしました。６人からなるベトナムチームは銀メダル一個、銅メダル２個を獲得しました。