農業部門 2025年、3.5%から4%の成長率目指す
(VOVWORLD) - 2024年、農業は安定した発展を遂げ、経済の支柱としての役割を明確に示し、国内消費と輸出のための食料品、必需品の供給を確保してきました。
農業部門全体のGDP成長率は政府が打ち出した3.0%から3.2%の目標を上回る約3.3%に達し、農林水産物の輸出総額は625億ドルで、目標の550億ドルを上回り、新記録を達成しました。この情報は、27日午後、ハノイで行われた農業農村部門の2024年の総括および2025年の計画展開会議で発表されました。
会議で発言に立ったファム・ミン・チン首相は、農業部門に2025年の任務を委託し、その中で、農業部門は成長を加速し、3.5%から4%の成長率を達成し、部門全体の輸出額を700億ドルに達成する必要があると指示しました。
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「第一に、計画、戦略立案やメカニズムと政策の整備を適切に行い、農業農村の迅速かつ持続可能な発展のため、制度的・政策的な障壁を取り除く必要があること。第二に、グリーン経済や循環型経済に貢献するため、科学技術の発展、イノベーション、デジタルトランスフォーメーションを推進すること。第三に、重点地域における気候変動対策、特に地盤沈下、土砂崩れ、干ばつ、浸水問題への対策に貢献する必要があること。第四に、農民がより豊かで幸せな生活を送り、農村がより現代化し、農業がより先進的になることを目指さなければならいないことです」
また、チン首相は市場開発とサプライチェーンの多様化を進め、農業生産における機械化、自動化、科学技術、ハイテクの適用を促進するよう求めました。
さらに、ベトナム農産物の市場開発とブランドづくりを進め、需給予測や生産者と消費者の連携を適切に行い、ベトナムが参加している自由貿易協定のメリットを活用して輸出市場を再構築する必要があるとしています。そして、海洋経済の発展、水産物養殖の推進、深加工の強化を図り、2025年にはIUUへのイエローカードの解除を目指すべきであるとしています。
チン首相は、2025年と向こう数年、農業部門がさらに力強く変革し、生産性、品質、効率性、競争力の高い製品を生産し、ベトナムが近代的、グリーン、エコロジカル、循環型、持続可能で、透明性かつ責任ある農業を持つ国になることへの確信を示しました。