この数年間、「ベトナムの海と島」をテーマにした数多くの書籍が国内各地で出版されていますが中でも「祖国―波の行く先」、「チュォンサー群島物語」などの児童書は多くの子供達の心をとらえています。特に、「ブブ君のチュォンサ群島への旅」という本は国内で大きな反響を呼んでいます。
若者向けの出版社のグェン・ミン・ニュット(Nguyen Minh Nhut)さんは次のように語りました。
(テープ)
「我が社は常に児童書の出版を重視しています。特に、故郷の海と島についての本を小さな読者に紹介することは我々の責任です。最近、「ブブ君のチュォンサー群島への旅」という本が出版されましたが今後も「故郷の海と島」に関する多くの本が出版されます」
「ブブ君のチュォンサー群島への旅」という本の表紙
同じく児童出版の老舗であるキムドン出版社は文学書籍、科学雑誌などの様々な書籍や雑誌を出版しています。教育娯楽株式会社ファン・ディ社は「ベトナムという地の人材」という漫画を通じて、ホァンサーとチュォンサー群島についての面白い物語を取り上げました。
そのほか、「国の領海の主権を確認する」という10本の書籍特集も国内で大きな反響を呼んでいます。教育娯楽株式会社ファンディ社のファン・ティ・ミー・ハイン(Phan Thi My Hanh)社長は次のように語りました。
(テープ)
「歴史書の中に、国の島々についての様々な物語が出てきますが幼い読者にとって面白いテーマではありません。ですから、我々は漫画を通じて、ホァンサとチュォンサ群島の歴史を描いた魅力的な物語を作り出しました。」
国内の出版社と書店の評価によりますと、書籍出版を通じての歴史の見方を多様化させることは小さな読者にとって極めて重要です。
キムドン出版社のグェンフィタン編集長は「島々」をテーマにした1冊の児童書を完成させるならば、2年がかりだ。キムドン出版社は様々な困難を乗り越えて、豊富なコンテンツを持つ児童書を出版してきた」と明らかにしました。
国内の出版社や本屋の大きな努力により、「島々」をテーマにした本は多くの小さな読者の心をとらえています。12歳のフィン・トイ・ビーさん(Huynh Thuy Vi) は次のように語りました。
(テープ)
「ある日、本を買いに行った時、偶然、チュォンサー群島についての本を選びました、読んでいて、とても面白かったです。チャンスがあれば、この群島をに度足を運んで、警備部隊の演習を見たいと思います」
各出版社の計画によりますと、ベトナム児童の母国への愛を教育するため、「島々」をテーマにした書籍数は年々、増えてゆく見通しです。