3日間にわたり、ディエンビエン省をはじめ、西北部や国内各地の文化、歴史、自然が紹介されたほか、ディエンビエン省に住む19の少数民族の文化やコミュニティ活動が山岳地帯の文化空間で再現されました。この機に、少数民族の伝統的な高床式や舞踊、ユニークな文化が披露されました。ディエンビエン省の住民の一人は次のように話しました。

（テープ）

「竹でできた横笛『ケン』はここに持っていき、各省・市の友人と交流しました。また、観光客に自らの民族の文化を紹介し、文化の保存に貢献したいと思います」

イベントで設けられた90のブースで23の省と市の文化・観光商品が紹介されました。これは各地方、企業、協同組合にとって農産物や特産品、伝統工芸村の製品、OCOP（一村一品）製品などをPRする機会となりました。南部アンザン省の貿易投資促進センターのチュオン・ホン・ロアンさんは次のように語りました。

（テープ）

「アンザン省からディエンビエン省へおよそ3千キロメートルを移動しました。今回、アンザン省の独特な文化や自然を西北部の人々に紹介したいと思います。このイベントへの参加を機に、私たちはディエンビエン省の文化スポーツ観光局と会合を行い、観光に携わる企業を支援するとともに、両地方を結ぶ観光ツアーの開発を促進することが狙いです」

これに先立つ16日夜、「バンの花の産地へ辿る」と銘打った歌舞公演が開催されました。席上、ディエンビエン省をはじめ、国内各地の人々や文化に因んだ演目が披露されたほか、タイ族の伝統的な踊り「スエタイ」やモン族の横笛「ケン」の公演が行われました。