モン族の横笛フェスティバルとヒマラヤザクラ祭り

(VOVWORLD) -2024年12月27日、北部山岳地帯にあるイエンバイ省ムーカンチャイ県で、少数民族であるモン族の横笛フェスティバルとヒマラヤザクラ祭り、および新年を迎える活動の開幕式が開かれました。

 

2025年1月2日まで開催されるこのイベントには様々な活動が行われ、多くの観光客を魅了することが期待されています。

その中で、主なイベントとして挙げられるのは、「ムーカンチャイ・ユニーク・安全・フレンドリーな目的地」をテーマとしたムーカンチャイ観光に関するシンポジウム、モン族の横笛フェスティバルとヒマラヤザクラ祭りの開会式、パレード、モン族の伝統文化の再現、モン族の横笛コンテスト、「ヒマラヤザクラの華やかさ」をテーマにした写真展などです。特に、今年、イエンバイ省を訪れる観光客はパラグライダーの体験もできます。

また、2025年の新年の春を迎えるイベントには、“山岳地帯の春”をテーマにした歌舞公演、モン族を始め、各少数民族の民間遊戯の開催、ムーカンチャイ県と姉妹都市の特産品を展示・販売するブースの設置などが開催されます。

マラヤザクラはムーカンチャイ県に住んでいる幾世代ものモン族にとって、なじみ深い花です。冬の厳しい寒さの中でしか咲かないこの花は、ムーカンチャイに観光客を惹きつける独特で魅力的な観光資源となっています。丘の中腹を彩る紅色のヒマラヤザクラは、美しい自然風景を作り出し、北西部の山岳地帯で早春の訪れを告げます。今年のヒマラヤザクラ祭りの開催期間中、観光客はヒマラヤザクラの鑑賞と登山を組み合わせたツアーを見逃すことができないでしょう。

一方、モン族の横笛演奏は、長い歴史を持つ伝統的な芸能であり、世代から世代へと受け継がれてきました。横笛の奏者は、横笛を吹きながら体を回転させたりして、非常に美しい舞踊を繰り広げます。ムーカンチャイ県のモン族の横笛の奏者の一人ザン・アー・パンさんは次のように語りました。

(テープ)

「モン族の横笛の演奏が国の無形文化遺産として認定されたことを受け、嬉しく思います。これは横笛演奏の価値が維持され、次の世代に引き継がれることにつながります。今後も、私は若い世代にこの伝統芸能を伝えていきたいと思います」

ムーカンチャイ県で行われているモン族の横笛フェスティバルとヒマラヤザクラ祭り、そして新年を迎える様々な活動はイエンバイ省に住む各少数民族の人々の団結を深めるとともに、地元の潜在力、強み、そして伝統文化遺産の価値を広くアピールし、文化遺産の保護と発揮への企業や住民の参加と支援を呼びかけるチャンスとなります。また、これは魅力的な観光商品の開発、地元の観光産業の発展に貢献することでしょう。


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