国外在留ベトナム人に関する終始一貫した政策

(VOVWORLD) - 2月1日と2日の両日、ホーチミン市で「故郷の春2024」というイベントが開催されています。これは伝統的な旧正月テトを祝うために世界中から一時的に帰国したベトナム人が多数参加する大規模なイベントで、国外在留ベトナム人コミュニティに対する党と国家の関心を示しています。

終始一貫した政策

国外在留ベトナム人はベトナム民族から切り離すことができない部分であり、ベトナム民族の重要なリソースでもあるというのは、ベトナム党と国家の終始一貫した政策となっています。

民族大団結の強さの促進に関する第9回党中央委員会決議23号が発行されてからこの20年以上、国外在留ベトナム人を対象とした民族大団結に関する視点と政策は、党と国家のすべての指導文書を通じて一貫して表現されています。これらの文書は、民族全体における国外在留ベトナム人の役割、立場、重要性を強調し、「国外在留ベトナム人はベトナム民族から切り離すことができない部分であり、ベトナム民族の重要なリソースでもある。そして我が国と各国との協力・友好関係の強化に貢献する重要な要素である」という指針を明らかにしています。

実際、国外在留ベトナム人に関する作業は、あらゆるレベルの指導者から大きな関心を受けているだけでなく、省庁、部局、地方からの積極的な参加と注目も集めています。

2023年11月、「新たな状況において国外在留ベトナム人のリソースを活用し、国の発展に貢献する」というプロジェクトが発効されました。このプロジェクトは、ベトナムが国の工業化と近代化事業を加速させており、2045年までに高所得の先進国になるという目標の実現に取り組んでいる背景の中で、国外在留ベトナム人のリソースを動員して国の発展事業への参加を奨励することを目的としています。

また、このプロジェクトは、国外在留ベトナム人に便宜を図ることを政治システム全体の責任と見なしています。その中で、帰国時に国外在留ベトナム人の法的権利を確保・サポートするために、投資、ビジネス、科学技術、移民、国籍、住宅所有の分野における党と国家の主張や路線、政策の制度化を求めています。

国外在留ベトナム人 党と国家の政策を信頼

民族大団結に関する党と国家の政策は国外在留ベトナム人に高い評価と支持を受けています。バンコク在住のニン・ベト・トンさんは次のように語りました。

(テープ)

「私は 2013 年憲法を非常に誇りに思っています。2013 年憲法の第 18 条には、国外在留ベトナム人がベトナム民族から切り離すことができない部分であると明記されているからです。私たちは常に自分たちがベトナム人であることを誇りに思っています」

多くの国外在留ベトナム人は、国内の科学技術、教育、文化、芸術、スポーツ、人道、慈善活動などに積極的に参加しています。これは国外在留ベトナム人の一般的な傾向でもあります。アメリカ在住のグエン・ヴァン・キムさんは次のように語りました。

(テープ)

「私は故郷を訪ねるたびに、故郷が非常に力強く発展しているのを目にしました。故郷に帰ると、人々は私をとても温かく迎えてくれました。貧しい人々を助け、強い国づくりに貢献したいと思います」

注目すべきことは、所在国における国外在留ベトナム人の役割、地位、名声がますます高まり、ベトナムと所在国との友好関係の強化に貢献しているということです。国外在留ベトナム人の協会や組織は、量的にも質的にも発展しています。

現在、国外在留ベトナム人の人数は約600万人で、130 の国と地域に暮らしています。そのうち 80% 以上が先進国です。また、学習、仕事、結婚、投資を目的に海外に行くベトナム人の数は増え続けています。党と国家の終始一貫した政策により、国外在留ベトナム人は、民族の大団結を促進し、国のさらなる発展に貢献する重要な要素となるでしょう。

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