少数民族居住地での経済社会開発を促進

(VOVWORLD) - 2021年10月、ベトナム政府は2021~2030年期における少数民族居住地での経済社会開発国家目標プログラムを承認しました。現在、民族委員会はその効果向上を目指し、各地方と連携して、このプログラムの3年間の実施状況を総括しています。
少数民族居住地での経済社会開発を促進 - ảnh 1(写真:chinhphu.vn)

2021年10月、ベトナム政府は2021~2030年期における少数民族居住地での経済社会開発国家目標プログラムを承認しました。現在、民族委員会はその効果向上を目指し、各地方と連携して、このプログラムの3年間の実施状況を総括しています。

少数民族居住地での経済社会開発国家目標プログラムは交通インフラや、住宅、生産用地、生活用水、少数民族の人々の生計、有形・無形文化遺産の保存とその価値の発揮、観光開発に関する具体的な目標を設定しています。

少数民族の人々の物心両面の生活を改善

この3年間、このプログラムは各地方の開発事業に積極的に貢献しています。各地方は貧困解消や、雇用創出、職業訓練、医療サービスと教育の質的向上などに力を入れ、様々な成果を収めています。したがって、少数民族出身の人々の生活水準が一段と高まっています。北部山岳地帯イェンバイ省ルクイェン県ムオンライ村党委員会のチェウ・バン・フゥアン委員長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「我々は住民の力を集め、生かしています。同時に、職業訓練、仕事斡旋などの面で、支援措置をとっています。困窮状態にある家族を対象に特別な措置をとっています 」

2021年から2023年5月末まで、このプログラムの枠内で、北部19省は2億4100万ドル相当の支援金を受けました。その支援金は農村交通網の整備や、送電網の強靭化、学校と診療所の改修・新築などにあてられています。

プログラムの推進

民族委員会委員長を務めるハウ・ア・レイン大臣によりますと、2021~2030年期における少数民族居住地での経済社会開発国家目標プログラムは経済社会開発や、国防・安全保障の確保、党建設、民族大団結の強化、党と国家に対する少数民族の人々の信頼向上などに貢献する重要な意義を持つものであるとしています。レイン大臣は次のように語りました。

(テープ)

「県や、村レベルの行政当局者にガイダンスをする必要があります。省レベルの行政当局は自らの権限内にある問題を解決しなければなりません。民族委員会は状況を把握し、毎月報告する必要があります

少数民族居住地は3434の村を含めていますが、すべて、2021~2030年期における少数民族居住地での経済社会開発国家目標プログラムの対象となっています。党と国家の正しい路線・政策や、社会全体の努力、国際社会の支援などにより、今後も、これらの村に住む人々の物心両面の生活がさらに改善されていくことが期待されています。

ご感想

他の情報