(VOVWORLD) - 第4次産業革命が世界各国に進められている中、ベトナムはアジアで迅速な経済発展を遂げている国として先進的な科学技術の活用に尽力しています。
第4次産業革命が世界各国に進められている中、ベトナムはアジアで迅速な経済発展を遂げている国として先進的な科学技術の活用に尽力しています。
ロンタイン・ゴルフ投資経営株式会社のレ・ヌ・トウイ・ズオン社長は次のように語りました。
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「ゴルフ場、不動産、ホテルの管理・運営など、弊社の事業活動には先進的な技術を適用しています。また、財政、人事管理にもソフトウェアの導入を進めています。さらに、室内装飾のデザインや建築は3D技術で行なわれています。」
一方、ベトナム国営の食肉最大手ビサン社のグエン・ゴック・アン社長は次のように話しました。
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「第4次産業革命に対応するため、適切な発展計画を立案しました。自動生産ラインを導入したことで、今後、生産の効率を高め、市場での競争力の向上が図られると思います。」
イノックス貯水槽生産企業タンア・ダイタイン社の社長は次のように語りました。
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「先進的な技術を適用した工場を建設し、高品質の製品を市場に出しています。第4次産業革命の要求に応えるため、わが社は機械や人材の面で周到な準備をして置きました。」
企業経営者らは生産経営へのスマートな技術の適用について語ってくれました。これは将来的にみて必至の動きとなるでしょう。
ベトナムで進められている第4次産業革命を総合的に理解するため、ベトナム社会科学アカデミー・分析予報センターのグエン・タン センター長、及びベトテル・ビジネス・ソリューション社のフン・バン・クオン社長の談話をお聞きください。まず、ベトナムにおける第4次産業革命の波及についてです。
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「この2年間あまり、第4次産業革命に関する情報が広く伝えられています。党と国家の指導者はこの革命の重要性をよく認識した上で、政策の整備・公布を適切に指導しています。タクシーの配車アプリGrabやUberなどは先進技術の適用の証ですね。第4次産業革命のメリットを活用する時が来たと思います。」
「党、政府、及び各レベルの行政当局と関係機関は第4次産業革命に深い関心を寄せ、それを活用する決意を示しました。政府は電子政府づくり担当国家委員会を設立しました。これは正しい決定だと思います。また、第4次産業革命は社会のあらゆる分野に前向きな影響を与えています。」
ベトナムの対応に関して、彼らは次のような意見を述べています。
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「無線通信の開発ではベトナムは、どんな国にも劣らないと思います。通信会社は高速な通信規格4G、5Gを登場させています。ベトナムのやり方はテクノロジーを発明することなく、農業、教育、観光、医療などに先進技術を適用することです。」
「ベトナムは最も早いグループにエントリーしませんが、最も遅いグループにも入っていません。第4次産業革命において、先進技術をいかに活用するかが大きな課題となっています。」
第4次産業革命のメリットを活用するための解決策について彼らは次のように語っています。
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「政府は電子政府、そしてデジタル政府づくりを推進しなければなりません。一方で、企業、とりわけ中小企業はデジタル化を加速させるべきです。市民は認識と技能を向上する必要があります。」
「いかなる革命でも中核を必要としています。政府は財源と財政運営戦略や政策、メカニズムの整備で重要な役割を果たし、大手テクノロジー企業は社会基盤をつくります。起業家はこれに基づき、国民向けの教育、医療サービスなどを提供します。」
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「若い人口層はベトナムの最大の財産だと思います。若者は常に新しいもの、特にデジタル技術の導入で先頭に立っています。ですから、これは若者にとってよいチャンスとなります。若者の皆さんは身につけた知識を最大限に生かしてください。」
「この革命は技術革新があらゆる産業や社会生活に取り入れられるので、若者に最適だと思います。ベトナム人は能動性が高く、新しいものが好きなので、この革命のメリットを早く適用することができます。」