(VOVWORLD) -「3月の国境プログラム」は「我が祖国を愛する」という運動を具体化するための活動の一環で、ベトナム青年連合中央委員会の主催により、毎年3月に、国境地帯の困難な状況にある村落を含む村々で開催されています。
今年のプログラムは「我が祖国の国境地帯」をテーマに、社会経済開発への青年の参加を働きかけるとともに、国境地帯に駐屯している兵士らや、地元の住民、青少年の支援を目指す多くの活動が行われています。
中部ダナン市とクァンナム省の青年同盟委員会は共同で同省のテイザン県アノン村で「3月の国境プログラム」を開催し、生活に困窮している住民を対象に健康診療や薬品の提供を無料で行なうほか、国境警備著の幹部、兵士や彼らの家族、長老、有力者のもとを訪れ、必需品を渡したり、照明灯を設置したりしています。ダナン市の青年同盟委員会のグエン・バ・ズアン副書記は次のように明らかにしました。
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「私たちは様々な活動を行い、その中にボランティア活動や社会保障が含まれています。青年の有意義な活動が繰り広げられ、地元の社会経済開発に貢献すると期待されています。私たちの活動は生活に困窮している青年や貧困世帯の子ども、優遇政策の対象者、都市部と山間部に住む貧困世帯に集中しています」
他方、中部高原地帯テイグエン地方の国境地帯にあるブオンドン県で様々な社会保障活動が行われ、中でも、困難を乗り越え、優秀な学習成績を収めた生徒に奨学金と自転車を贈ることや若者が起業するために融資すること、チャリティハウスを建設することなどがあります。この機に、ダクラク省の青年同盟委員会はヨックドン国家公園、および3か所の国境警備著に20枚のベトナムの地図を贈りました。
こうした中、南部ソクチャン省の少数民族の人々が集まっているビンチャウ村のライホア国境警備所で「3月の国境プログラム」が開催されました。この席で、青年同盟委員会は青年にチャリティハウス、生活に困窮している学生に2千冊のノートブック、国境警備著の兵士の家族に20人分の必需品を渡しました。
ホーチミン共産青年同盟中央委員会委員で、ベトナム青年連合中央委員会のグエン・キム・クイ副議長は次のように語りました。
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「青年連合は国境地帯の長老、有力者、住民、および国境警備所向けの活動や社会保障活動などを引き続き行います。一方、国境地帯や離島、特に、人口が1万人未満の地域に住んでいる貧しい青少年と住民の保護ケアに注力します。さらに、現地の国境警備所などと協力し、有意義な活動を行う計画があります」
毎年、開催される「3月の国境プログラム」は青年と国境地帯に駐屯している幹部、兵士との結束の強化、住民の支援の促進に貢献しています。また、社会経済開発や国防・安全保障、社会秩序の確保が図られるものでしょう。