(VOVWORLD) -中部ビンディン省ホアイアン県では果樹を広い面積で栽培されています。
特に、ホアイアン県には果樹を専門的に栽培する協同生産組合も結成されました。果樹を栽培する農民と買取業者が緊密に連携することで安定した販路を確保しています。
2018年、ビンディン省は2025年までの農業構造再編計画と2030年のビジョンを作成しました。その中で、同省は食糧安全保障のため、作付面積を維持したままでの果樹栽培計画を立案したほか、収穫高が低い野菜や雑穀などを栽培する面積およそ1500ヘクタールを果樹栽培農園に転用しました。果樹栽培を行う農家は苗や低金利融資を受けられるほか、栽培技術についての指導も行われました。
ホアイアン県人民委員会のグエン・スアン・フオン副委員長は「現在、ホアイアン県での果樹栽培総面積はおよそ3120ヘクタールにのぼり、ザボン、ココナッツ、ジャックフルーツが最も多く栽培されている」と明らかにし、次のように語りました。
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「ホアイアン県は2025年までの主要商品のブランド開発計画案を作成しました。私たちは農民に対し、果物の安全性を確保するための生産技術を指導するとともに、販路や輸出市場の拡大に取り組んでいます」
去る5月末、ホアイアン県人民委員会は農産物フェスタ2022を開催しました。このイベントで、ホアイアン県人民委員会はビンディン省内外の企業と農産物の買い取り契約7件を締結しました。ビンディン省人民委員会のグエン・トアン・タイン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ホアイアン県は今後も、VietGAP=ベトナム安全農産物生産基準を満たす農産物を栽培する面積を拡大する必要があります。これと同時に、農産物の生産高と品質、価値を向上させるため、農業生産に科学技術を導入するとともに、農産物の保管、加工業に投資を誘致しています。」
果物の大量生産はホアイアン県の農産物の開発に新しい弾みを付けることでしょう。