お元気ですか、皆さん、トゥーハです。
今日の音楽散歩道はベトナムの作曲家アントエンさんについてご紹介します。
作曲家アントエン
作曲家アントエンさんはかつて、ベトナム人民軍の少将であり、軍隊芸術専門学校の校長として活躍してきました。彼の作品は故郷の民謡を基にした叙情的な曲が特徴的です。21歳で「私はこの道を選ぶ」という歌を作曲しました。この歌は北部山岳地帯に住む少数民族タイ族の民謡を基にしたもので、美い少女の人柄を描いた歌です。
でははじめに「私はこの道を選ぶ」(em chon loi nay)をどうぞ
「私の足は歩んで、森はいろいろな道がある
でも私はもうこの道を選んだ、
森の鳥がさえずるこの道
羊が森の歌に耳を傾ける
月が光るこの道
谷川の水がさらさら流れるこの道
私の村へつづく道だから」
現在、作曲家アントェンさんは退職しましたが創作事業に力を注いでいます。彼の趣味は朝早くおきて、冷たいコップ一杯の水を飲み、新聞を読み、そして、創作活動に入ります。彼が涙しながら作曲した歌もありました。それはホーチミン主席に関する曲です。
では次に「故郷の船着場でホーおじさんを思う」「dem do dua nho bac 」をお聞きください
「民謡の一節、故郷への深い愛情
ラム川の夜更け、水が流れる、
ホーおじさんの恩を思う
幼いころから、ホーおじさんは民謡の甘いメロディーの中で生きてきた
ホーおじさんは国の独立のため、身を捧げた」
ではおしまいに、ベトナムでよく歌われている歌「愛する故都フエ」(hue thuong )をお送りします。
「故都フェに戻る
菅笠に刻まれた詩
君は菅笠を持ちながら、川岸に立つ
フォン川の水は穏やかに流れる
君は菅笠を僕に手渡し、誓いの言葉を言う」
いかがでしたか、皆さん、今日はベトナムの作曲家アントェンの歌をご紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。また来週のこの時間をお楽しみに。ごきげんよう。