6月に入りました。ご機嫌、いかがですか、皆さん、トゥーハです。今日のこの時間はベトナム人民軍の作曲家ミンクァンさんの歌をご紹介します。
ベトナム人民軍の大佐である作曲家ミンクァンさんは軍隊歌舞団の副団長でした。彼は政府から2012年の文学芸術分野の賞を授与しています。以前、男性歌手であったミンクァンさんは国内各地の戦場に足を運び、アーティストのセンスでベトナム人民軍の兵士の勇敢さや国の美しさをメロディーに取り組みました。
でははじめに「ベトナム志願兵と踊り子アプサラ」(anh linh tinh nguyen va dieu mua apsara)をどうぞ
「やさしい君、カンボジアの魅力的な踊り
僕はベトナムの民謡を運ぶ志願兵
国の愛である舞踊
アンコールワット物語を通じて
カンボジアを愛した僕
深い森や嵐を越えた僕
カンボジアの兵士たちと共に勇敢に戦った僕」
1951年中部タインホァー省に生まれた作曲家ミンクァンさんは15歳の時に故郷の劇団に参加しました。アメリカ軍との戦争の最中の1971年、彼はハノイに赴き、軍隊歌舞団の歌手になりました。戦争を通して彼は共産戦士の強い志を持って心身を練磨されました。彼の作品の多くは各地の戦場の中から生まれましたが自然の美しさと人々への愛、明るい未来が描かれています。
では次に、「国境に咲くシムの花」(hoa sim bien gioi)をお聞きください。
「君よ、国境へ行けば、数千のシムの花が見える
花は風と日差し溢れる山腹に咲いている
紫色は愛する人々の色。
シムの花は若い兵士の心に溶け込んだ
シムの花よ、幼いころから、親しんだ花
学生時代のノートブックの中にあった思い出の押し花
恋人との約束言葉に乗った花」
作曲家ミンクァンさんの音楽は感情溢れるシンプルな歌詞でありながら、翼に乗り、戦闘精神を表す鋭い武器となり、祖国のあらゆる戦場に飛んだ兵士の魂と例えられいます。最後にチユォンサー群島に出張した時に出た「弦一本のギター」(cay dan ghi ta mot day)という歌を作曲しました。
お聞きいただいた歌はミンクァンの作曲にによる「弦一本のギター」でした。
いかがでしたか、皆さん、皆さん、今日はベトナム人民軍の作曲家ミンクァンの歌をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。また来週のこの時間を御機嫌よう。