(VOVWORLD) -1月の初めになると、気候が完全に変わってしまいますね。まだ肌寒く感じますが、先週より快適だと思っています。
タオです。
新年あけまして、おめでとうございます。リスナーの皆さんにとって、ご健康、ご多幸をお祈り申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。
新春はハノイ町をもっとも美しくしています。ハノイは新年に向けて、花やイルミネーションで鮮やかに飾り付けられています。楽しい雰囲気を実感できますよ。
今日のこの時間はフークアンの特集を紹介します。
フークァンは1949年に北部フートー省で生まれた、音楽家です。首都ハノイとハノイの秋をテーマとし、故郷への愛を描いた数々の作品を生み出しました。50年近くを音楽とともに歩み、様々な夢を追い続けてきた音楽家フークァンは故郷の愛、人間愛への思いを歌に込めました。フークアンは2021年12月8日、ハノイ市内のベト・ソ病院で、糖尿病のため、亡くなりました。
では、今日のこの時間はそんなフークアンの特集をお届けしましょう。
はじめに「秋ではないから」(Dau phai boi mua thu)をお届けします。
「君は誰のために子守唄を歌うのか
僕のための子守唄なのか?
僕は君の子守唄だけで暗く寂しい気持ちになる
秋じゃないのに、木の葉がたくさん落ちている」
お聴きいただいた曲は「秋ではないから」でした。
では、次に「冬への思い」(Noi nho mua dong)をどうぞ
「誰かが窓の外を通り過ぎて行く
冷たい風が吹いてくる
枯れ葉が通りを舞う
冬が静かに私を包む」
お聴きいただいた曲は「冬への思い」でした。
おしまいに、「君よ、ハノイの街」(Em Oi Ha Noi Pho)をお届けします。
「ねえ、君はハノイの街を思っているの
僕は、とてもハノイの街が恋しいから
あの通りには、秋のホアスアの香りが毎晩あちこちで溢れている
別の通りには、小雨が道を打っていた
そして、あそこには私を待っている君がいるんだ」
お聴きいただいたのは「君よ、ハノイの街」でした。
いかがでしたか、皆さん、今日はフークアンの特集をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。また来週、お会いしましょう。