アフガンで自爆テロ相次ぐ 少なくとも30人死亡

(NHK)アフガニスタンの首都カブールで10日、議会職員が乗ったバスの近くで大きな爆発が起き、さらに市民や捜査関係者が救助に駆けつけたところ、2度目の爆発が起きました。

警察によりますと、この爆発で少なくとも市民23人が死亡し、60人以上がけがをしたということです。爆発のあと、反政府武装勢力タリバンが声明を出し、「自爆テロをしかけた」として犯行を認めました。


アフガンで自爆テロ相次ぐ 少なくとも30人死亡 - ảnh 1
(写真:EPA/TTXVN)


また、警察によりますと、南部ヘルマンド州の主要都市ラシュカルガーでも10日、情報機関の建物の前で男が自爆して市民7人が死亡しました。これについてもタリバンが声明で犯行を認めました。

アフガニスタンでは2014年にアメリカ軍を中心とする国際部隊が戦闘任務を終え、大部分が撤退しましたが、代わりに治安維持を担う政府軍や警察の人材育成が進んでいません。

タリバンは各地でテロや襲撃を繰り返し市民の犠牲が増え続けていて、事態を重く見たアメリカ軍は、ことし春からヘルマンド州に海兵隊員およそ300人を新たに派遣し、政府軍や警察への訓練を行うと発表するなど対応を強化しています。

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