代表取締役社長ファン・タイ・ソン氏

NTQソリューションは、2011年に5人のIT情報技術者によって設立されました。当初、同社は、ホテル、レストラン管理分野に用いられるソフトウエア開発を主要事業としました。徐々に、ITサービスアウトソーシング分野でも活躍しています。

NTQソリューションは、他市場への拡大のために、日本をターゲット市場に設定しました。代表取締役社長ファン・タイ・ソン氏は次のように明らかにしました。

（テープ）

「日本市場とベトナム市場には多くの類似点があります。日本市場はデジタルトランスフォーメーションとITサービスに対する大きなニーズを持っており、ベトナムの企業にとって非常に適しています。その一方で、日本市場は、実務を系統的に展開する傾向があるので、ベトナム企業にとっては仕事を受けるのにはとても便利です。ベトナムの企業は、高い品質基準と業務プロセスを設定し、日本市場の要求に対応することができたら、日本へも進出できます」

NTQ ソリューションは、テクノロジーに関する厳しい基準を求める市場において当初の成功を収めたことと、高品質のＩＴサービスの提供に向けた決意と努力により、日本の顧客に好い印象を与え、徐々に多くの新しいパートナーの関心を集めました。世界大手企業の海外事業戦略もに身に付けました。これまでに、日本だけでなく、アメリカ、ドイツ、韓国、香港（中国）などの新しい市場にも進出しています。ソフトウエアの輸出、ＩＴサービスの提供の他にも、単なるアウトソーシングサービスにとどまらず、コンサルティング、システム設計、運営、転換など、付加価値の高い業務を担当することもできます。

ソン氏は、「Go Global」行程の最初の段階では、プロダクト、およびサービスの品質は国際基準を満たし、プロフェッショナルな人事を擁する必要があると明らかにし、次のように述べています。

（テープ）

「まず、海外市場に提供するための適切なプロダクトとサービスを選択する必要があります。なぜなら、プロダクトやサービスが国際基準を満たさなければ、その市場には進出するのは難いからです。次は、海外での事業を持続的に展開するためには、適切な人材を採用し、十分な予算を確保し、そして、海外市場とその顧客を深く理解する必要があります」

去る4月に、ハノイで、NTQソリューションとSBテクノロジーは、ベトナムにグローバル技術開発センターを設立するための投資合意調印式を行いました。これに基づき、最初の 3 年間で、開発センターには 優秀な技術者を300名以上集めることが予定されています。これは、後続の開発フェーズで1000人以上の人材を確保するための土台となり、ベトナムで最大級の技術開発センターの1つに成長させることを実現するための重要なプロセスです。

SBテクノロジーの代表取締役社長である阿多親市氏は次のように述べています。

（日本語テープ）

NTQソリューションは、わずか5人のメンバーと限られた資本のベトナムの新興企業として始まりましたが、これまでに、多大な成果を上げました。例えば、複数の100万米ドル規模のプロジェクトを実施しており、AIA、スイス・リーグループ（Swiss Re Group）、 MBAgea などの世界のリーディング企業を含む700以上のクライアントと提携していること。2023 年の総収益は約 2800 万米ドルに達し、前年比 30% 増加しています。

同社は、望ましい成長を上げただけでなく、世界のリーディング企業向けのテクノロジー戦略コンサルティング プロジェクトにも参加しています。

「ベトナムトップのIT技術会社となり、世界のテクノロジーマップに現れることを目標に、NTQソリューションは技術のあらゆる分野で情熱、希望、学習意欲を持つ人材を集め、衆知を集めて創造し、団結して困難を乗り越えます」。これは、NTQソリューションの一貫した経営理念・ビジョンです。同社は、2026年に、売上高100億米ドルを達成し、「ベトナム大手IT企業トップ5」を目指しています。