(VOVWORLD) -イスラエル軍は16日、これまで人道安全地帯に指定していたパレスチナ自治区ガザ南部・中部の地区で新たに退避命令を出しました。
(写真:Images/TTXVN) |
イスラム組織「ハマス」がイスラエルへの砲撃やロケット弾攻撃の拠点として対象地区を使っているといいます。
イスラエル軍は、数万人が避難しているガザ南部ハンユニスの北部地区と中部デールバラハの東部地区に警告のチラシとテキストメッセージを送ったと表明しました。
「民間人への事前警告は、民間人の被害を抑え、民間人が戦闘地域から移動できるようにすることが目的だ」と述べました。
イスラエル軍はこれに先立ち、ハンユニスから15日にイスラエル南部キスフィムに向けてロケット弾が発射されたとして、ハンユニスを攻撃したことを明らかにしていました。
ガザでは人道安全地帯に指定された地域でもイスラエル軍の攻撃による犠牲者が繰り返し報告されています。
カタールの首都ドーハでは、ガザでの停戦を巡る2日目の交渉が始まります。(ロイター)