［ロイター］ - 国連安全保障理事会は２３日、パレスチナ自治区内のイスラエルの入植活動を非難し、即時停止を求める決議案を賛成１４で採択しました。イスラエルのネタニヤフ首相は２４日、「恥ずべき決議」だとして、国連との関係を見直す意向を表明しました。

(写真：Sputnik）

ネタニヤフ首相は「国連機関への資金拠出や国連代表のイスラエル駐在など、国連との全ての関係を数カ月以内に見直すよう外務省に指示した」と述べました。「イスラエルに特に敵対的な５つの国連機関への約３０００万シェケル（７８０万ドル）の拠出停止を指示した」としましたが、機関の名前や詳細については明らかにしませんでした。

国連の採択では、米国は棄権しました。米国は長きにわたりイスラエルを擁護し、トランプ次期大統領は拒否権を行使すべきだ主張していましたが、オバマ政権は、イスラエルによるユダヤ人入植活動に対していら立ちを強めていました。