イラン国会議長、「イランの戦略はイスラム諸国の団結」
(parstoday.com)ラーリージャーニー議長は11日日曜、テヘランで行われた安全保障会議で、西アジア地域は、各国にとって重要だとして、「世界の3分の1以上の石油と天然ガスの輸出の15%を占めていること、アジア、アフリカ、ヨーロッパの3つの大陸を結ぶ地点にあること、大きな国際水域につながる重要な航路が存在することは、西アジア地域の重要な特徴だ」と語りました。
(写真:youtube)
また、現在の西アジアの情勢に触れ、「100年前から西側によって地域に押し付けられている協定や、現在のシオニスト政権イスラエルの偽りの代理戦争、地域における治安悪化は、大国への強い不信感を引き起こしている」としました。
さらに、「地域の文化的根源はシオニスト政権の覇権主義を理解できないだけでなく、その存在自体を押し付けられたものとみなしている。大国の戦略は、シオニスト政権を優位に立たせようとするものであり、それは地域のイスラム教徒の国民の要求に反している」と述べました
ラーリージャーニー議長は、「イランの見解はイスラム的な思想に基づいた他おわの確立と、シーア派とスンニ派の対立という偽りの口実に対抗するための西アジアのイスラム教徒の根幹の強化だ」と語りました。
また、テロを戦術的に利用するという大国と地域諸国の戦略的な誤りは、地域の不安定化の要因になっているとして、「この利益確保の戦略は、イラクとリビアの占領、そしてソ連のアフガニスタン侵攻から現在のシリアとイエメンの侵攻までの時代において、テロを拡大してきた」と語りました。
第一回テヘラン安全保障会議は、西アジア地域の安全保障体制をテーマに、11日日曜にラーリージャーニー国会議長の演説により開幕しました。
この会議の中心事項は、治安と集団的な発展のための、西アジアの地域諸国の間の協力や相互信頼、対話となっています。