イラン外務省 米との再交渉には応じない姿勢


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(写真:Getty Images/AFP/TTXVN)


(NHK)核合意に向けた欧米などとの交渉を担当してきたイラン外務省のアラグチ次官は15日、経済制裁の解除から1年がたつのに合わせて会見し、原油輸出の倍増など経済分野での進展をみずから高く評価したうえで、「核合意によって、イランは国際社会の強力なプレーヤーとして認識されるようになった」などと述べ、外交面でも多くの成果を挙げていると強調しました。

そして、アメリカで、トランプ次期政権の国務長官に指名されたティラーソン氏が核合意の見直しについて言及したことを巡り、「合意を受け入れるか、拒否するかの選択肢しかない。核開発問題を巡るアメリカとの交渉は終わり、議論することは何もない」などと述べ、再交渉には応じない姿勢を鮮明にしました。

イラン政府としては、核合意をそのまま継続し、国内の経済再建を急ぎたい考えで、これまでにも「核合意は多国間で交わされ、1国の政府が一方的に破棄できない」などとして、アメリカをけん制しています。

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