10日午後、インドを訪問中のベトナムのグェン・ティ・キム・ガン国会議長はインドのプラナブ・ムカルジー大統領と会見を行いました。
会見で、ガン国会議長は「ベトナムは常にインドの「ルック・イースト政策(東方政策)」、及び、インドと東南アジア諸国との連携を支持している」と述べると共に、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海問題に対するインドの前向きな立場に感謝の意を表明しました。
また、ガン国会議長は「プラナブ・ムカルジー大統領は国会を始め、両国関係が今後も益々発展し、地域と世界の平和、発展、繁栄、及び、両国国民の利益に向けて指導を行なうよう」提案しました。
一方、プラナブ・ムカルジー大統領は「2020年をめどに、両国間の取引総額を150億ドルにするため、インドとベトナムは経済、貿易促進を目指す措置を集中的に行なう必要がある。また、両国は核エネルギー、再生エネルギー、クリーン・エネルギー分野における協力を強化するよう」提案しました。
同日、ガン国会議長はニューデリーで、インド基金の代表と会見を行いました。この席で、ガン議長は「インドはベトナムの最大の10の貿易相手の一つである。今後、インドのより多くの大手企業がベトナムに投資することを望んでいる」と明らかにしました。