28日午後、チャン・ダイ・クアン国家主席夫妻はシンガポールのトニー・タン・ケン・ヤム大統領の招きに応じて、30日までの日程でシンガポール国賓訪問を開始しました。同日、クアン主席はシンガポール駐在ベトナム大使館を訪れ、外交官や、シンガポール在留ベトナム人、留学生との懇親会を行いました。
席上、クアン主席は、両国関係の強化とベトナムの党と国家の外交路線の展開のための外交官らの努力を高く評価しました。また、国内の経済社会、政治、安全保障の状況を通知した際、クアン主席は、「世界経済の不安定な状況にもかかわらず、ベトナム経済は着実に発展しており、2015年のその成長率は過去8年間の最高値となり、6・68%に達した。社会秩序が確保され、外交関係は日増しに拡大されている」と明らかにしました。
さらに、「ベトナムは、2016~2020年期におけるGDP=国内総生産の伸び率が6・5%ないし7%に達し、2020年をめどに基本的に近代的工業国になるという目標を設定している」と語りました。
クアン国家主席は、「国外在留ベトナム人の母国への貢献を重視する」というベトナムの党と国家の終始一貫した政策を再確認した上で、シンガポール在留ベトナム人共同体に対し、今後も母国の発展事業に力を合わせていくよう訴えるとともに、外交官らに対し、ベトナム・シンガポール友好協力関係の発展に取り組んでいくよう求めました。